本の紹介 森のさんぽ図鑑

本の紹介です。

これは、この前の「犬と人の生物学」を築地書館に頼むとき、同時に注文した2冊のうち一冊です。



長谷川哲夫さんという画家の、植物図鑑。
長谷川さんは植物と昆虫を描かせたら、日本で一番、とわたしが思っている画家さんです。
友人の画家で通信を出していたとき描いてもらってた大田黒摩利さんと一緒に展覧会をしたことがあって、お目にかかったこともあるし、お住まいがやまねたちを作ってくれている遠藤さんちのご近所で、何かご縁も感じましたが、とにかく描く植物や昆虫が美しい。
摩利ちゃんの絵は、やはり大好きな世界的な画家「マイヨリン・バスティン」の絵みたいで、デザイン的な工夫や彼女らしさがあって楽しいのですが、それとも違って、とてもリアルなのです。

紙の上で、植物も昆虫も生きています。
写真の図鑑も最近は豊富で、そちらの方がよりリアルと思うでしょ?
でも、じつは写真の図鑑って意外とわかりにくいの。なぜかというと光線の具合で色が違って見えたり、季節によっての違いが表現できなかったり、サイズが分かりにくかったり・・・

その点、絵だとその変化も載せてあったり、画家の目を通してどこが特徴かクローズアップして描かれているからわかりやすい。で、同級生の友人が趣味のカメラで撮った写真をホームページにアップするとき、名前を調べるお手伝いをたまにするんだけど、「ウィキペディア」でお手上げの植物をこれで調べたら一発だった!「ハグロソウ」「ウィキペディア」も、ある程度植物の知識があって、属や科までたどり着ければ名前まで行けるけど、普通の人にはなかなか難しいと思います。
が、こんな図鑑なら大丈夫。

ちなみに友人のホームページ

もちろん名前を知っててなんぼのもん、ってとこもあるんだけど、やっぱり知らないより知ってたほうが紹介するときはいいだろうし、昔の牧野富太郎先生の命名なんかは名前が美しくて感動があったりします。ま、「ママコノシリヌグイ」
とか、「イヌノフグリ」とか、びっくりしちゃう名前もあるけど。
で、そんな、森のさんぽに持って行ける、すぐれもので美しい、じつはデスクサイドに置いて、出かけられないときも楽しめる、一冊は欲しい本です。

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