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9月, 2007の投稿を表示しています

今月のメッセージ

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あまりにも暑い8月が終わり、9月に入ったら、少しは涼しくなるかと期待していました。 そして、朝晩は確かに気温も下がり赤とんぼや夜鳴く虫の声もにぎやかになってきた・・・のですが。直撃と言われた台風がかすり、そのあとの空の様子はどうもすっきり秋空とはいかなくて、猛暑の夏に逆戻り?9月半ばというのにまだヒグラシやミンミンゼミも鳴いているし、空には白い入道雲?白い雲があまりに美しかったので、ついつい一枚・・・真っ青な空は確かに秋のものみたいなんですが。 しかも、9月に入ってからは湿度が高く、8月よりも蒸し暑い感じがします。そしてある日、烏骨鶏の小屋の扉上部に奇妙なものを発見。 それはびっしり付いたアリの群れでした。 卵や小さな幼虫を抱えて、扉とその枠の隙間に住んでいる?みたいです。うーん、これはアリが地面に近い所に居たくないっていうことでしょうか。もしかしたら、これからまだ大きな台風が来るとか大雨が降るかもしれませんね。このところの湿度の高さはそんな感じも有りですが、そういうところからアリは敏感に住まいを移したのかもしれません。 アリの大雨洪水注意報です。注意しなくちゃね。 近頃の台風は妙に大きいし、9月になってもこの暑さ。あちこちで降る大雨に秋の収穫も心配になります。年の初めからどうも奇妙だった気候の変動が、さらに気になる今日この頃、どうか普通の秋と普通の冬がやってきますように。

今月の庭仕事・庭あそび

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今年は、ここ数年専業の農家さんにお願いしていたパンジー、ビオラの種蒔きを自分でやってみることにしました。小さな苗を発芽させる「プラグ」と呼ばれる育苗トレイに、一粒づつ種を播くのです。 (実はこんなにあるんです) そして、大胆にもその苗を農家さんに育ててもらって、秋の終わりには販売出来るくらいの苗を作ろうという計画。もうかれこれ7~8年はやっているので、自分で咲かせた花を交配して種を採る、ということにはだいぶ慣れてきたものの、生産農家と同じような苗作りはシロウトの上、今年の半端じゃない暑さには相当苦労しました。 種を冷蔵庫に入れて見たり、日陰で雨に当てないように、そうかといってもやしにならないように・・で、これからSさんにお渡しして、ポットで育ててもらうことになるのですが、なにせ苗生産農家一年生なので、どんなことになるやら?もちろんSさんはプロなので、期待はしているのですが・・・なにしろやってみなくちゃわかりませんからね。 花にしろ、野菜にしろ、植物も生き物のこと、毎日の管理はなかなか大変です。お天気や気候のことも、ついつい気になっちゃいます。 最後に、花の少ない夏の終わりに咲く庭の花をご紹介します。 ルドベキアの一種 アメリカフヨウ×日本芙蓉 アマリリス・ベラドンナ(石けんみたいないい香り)

ツキノワグマの帽子と手袋

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ツキノワグマの帽子と手袋を作りました。 これはやっぱりぬいぐるみとは言えませんが・・・人が頭と手に付けて、クマのふりをする・・・というものです。 クマの頭はかなりリアルに作ってみました。 それで、たぶん帽子としてはちょっと不便?かも。 クマっぽくかぶるためにはかなり下を向かなくちゃなりませんし、視野も狭くなっちゃうのですが、シルエットはかなりクマです。 これはトヨタ白川郷自然學校さんのご要望で製作したものです。 ずっと前に、お子さんが身につけて「なったつもり」になるためのキツネ、ノウサギ、リス、コウモリ(手袋、耳付きカチューシャ、翼など)なんかを作ったこともあります。あと、手袋ではパンダ、ゴリラ、モグラ、そしてライオンとトラの前足とか、象の足なんかも作りました。これは動物園の解説用です。なかなか難しくて面白い仕事でした。それぞれの動物たちを間近で見せてもらえたのもいい経験でしたね。

パンダの手袋

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これはパンダの手袋です。 かなり前に上野動物園用に作りました。実はこれは2回目で、今から10年以上前に製作した一代目が消耗したため製作した2代目です。 最初のを作るとき、サンプルを参考に製作したら実物と違うと言われて、その時始めてパンダの足の裏が白いと知りました。爪も白いのです。肉球も真っ黒ではなくて、わたしにはなんだか青っぽく見えたのを覚えています。 そういえばパンダの赤ちゃんは生まれたときは真っ白でその後に黒い部分が出来るのでした。ということは皮膚はもともと白いんですね。足の裏は地面に着けて歩くので汚れているのですが、実は白くてやや長い毛に覆われていたのでした。 だから、手形の肉球はほとんどわからず・・・かなり苦労したものです。そして、パンダの特徴と言えばその前足に6本目の指と言われる肉球があること。その指で上手にさとうきびを(下の画像参考)つかんで食べていました。それを再現したのがこの手袋です。 そうそう、パンダは今のようにDNAの研究が進む前、何の仲間か分類が難しかったようです。赤ちゃんを見ると、別の機会に資料をいただいた日本にもいる「テン」にそっくりで、わたしは密かに彼らが親戚ではないかと疑ったものです。今ではたしか、クマに近いといわれているようです。 それにしても、あの模様といい、動作といい、どうしてあんな動物が出来たのか、自然の造詣というのは面白いものですね。

ヒメコブシの知恵

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ふと空を見上げたら、ヒメコブシの木に赤い実が成っていました。 つやのある、丸い大きな実です。 毎年今頃地面に落ちるのですが、発芽した苗は見たことがあ りません。やはり上にたくさんの木が茂って地上が暗いからでしょうか。 今年、この樹木のトンネルをかなり伐採したら、数年間姿のなかった日本芙蓉が、数本発芽して苗になっていました。明るくなるのを待っていたんですね。植物の知恵はたいしたものです。

彼岸花(ヒガンバナ)

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ふと気が付くと庭の隅にヒガンバナのつぼみが出ていました。 誰が名付けたのか彼岸花・・・秋のお彼岸のころに、葉に先駆けてにょっきりとつぼみを出し、一斉に開花してあっというまに終わってしまう、あの赤い花です。 もともと日本に在来のものではなかったらしく、しかも種が出来ない種類の植物なので大陸からやって来た人々が、天候不順などで食物が乏しいときのための言わば「非常食」として携えて来たと言う説があります。 この球根をすり下ろし、有毒成分を水で洗い流してからデンプンを漉して食用にしたらしいです。人類の歴史の中にも、はっきりと記録が残っていない、そんな様々な物語が眠っているんですね。ひっそりと咲いているヒガンバナに、聞いてみたい気がします。

コムラサキシキブ

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先月、ピンクの花を咲かせて小さい実を付けていたコムラサキシキブ、根もとの方の実はすでに紫色になっていました。 そして、先端にはまだピンクの花が・・・これも気温が高いせいかも。でも小鳥たちは長く実を収穫出来てうれしいかもしれませんね。

今年のニガウリ

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今年は7月が長雨で温度が低かったため、ニガウリ(ゴーヤ)の成長がいまひとつ。 そんな気候のこともあり、7月にはねこの展示も予定していたので、本年の夏野菜はニガウリのみ。しかも水タンクの櫓に竹の支柱を立てて苗を植えてくれたのはお隣さん。 わたしは何にもしないで、猛暑と水不足に一喜一憂してただけだったのですが、その猛暑のおかげで立派なのが何本もなりました。かろうじて8月のうちに収穫出来、9月に入って台風の雨風を受けたものの、気温が高いままなのと、タンク建設のために土をひっくり返したのが良かったのか、なんと本家のお隣より豊作で、まだ何本も元気にぶら下がっています。 不思議なことにこの野菜は涼しくなると食べたくなくなっちゃうので、未だ続く暑さに感謝?しつつせいぜいいただきたいと思います。ほんとは早く涼しくなってほしいんですけど・・・秋は早いというわたしの予測ははずれちゃったのかしら?