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脳の不思議

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最近というかこの一年近く、新横浜からタクシーで小一時間かかる医療機関にリハビリのため週に一度通う生活です。 少しずつは動けるようになってきましたが、平衡感覚はなかなか戻らず、時折めまいはひどくなるし、全身の麻痺もまだ残っていておまけに改善したことで時々あちこちでギックリは起きるし・・・ 何より作業ができる持久力がほとんどありません・・・とほほ。 庭先瓶挿し 往復のタクシーと新幹線の座席では、いろいろな方と遭遇します。 それから駅の関係者や新幹線の乗務員の方も。 家にいれば、来客時のほかは物忘れの天才・としちゃんとしか会話しないので、この外出は貴重な「外の世界」です。 障子に映った山桜花弁 先日、リハビリの先生(理学療法士さん、妙齢の女性)から、事故か何かでしばらく意識がなかった女性が、元通りに動けるようになった話を聞きました。 その帰りの新幹線でのことです。 隣の席は初老の紳士でした。年配の方には珍しく、スマートフォン使いでした。 で、いつも通路側に座るわたしは手前の駅で下車されるか聞き、テーブルを倒して荷物を置いたのですが・・・ 杖を2本持ち、ホームまでの車イスサービスを利用するようになってから、以前よりも会話の糸口が出来たというか、たいてい2人席の通路側を予約するのでお互い連れが無いせいか・・・たまにその30分で妙に会話が弾むことがあります。 で、その方とも。 お知り合いの息子さんが高校生のときに家庭教師を紹介し、その子が事故にあって、植物状態になった話。その家庭教師をされた方は若くて亡くなられたとのことでしたが、どこぞの大学の教授かなにかになられた方で。 植物状態の少年を見舞った件の先生が、話しかけて手足をさするようにとアドバイスして、その通りにしたらば、そのうち少年は目を覚まし、元の状態に戻ったそうな。そして、それには後日談があって、病院の医師がそんなことはありえない、と言って、それを聞いた少年はまた植物に。で、親後さんが再度家庭教師を呼び、少年は回復した、というものでした。 としちゃん作品 だから、人間が理解している科学ではまだまだ解明されていない、つまり目に見えないことがこの世にはたくさんあるよね、というような話をしたわけです。 あきらめたらお終いだけど、あきらめない限り、不可能で...

カラーリーフ

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ご無沙汰しちゃいました。 こちらはもう夏です。 いつのまにか夏。 本当に一年が早いです。 一日は、長いのに。 一日、体調の悪いときは特に、長く感じますね。 植物や生きものを見ていると、時間を意識しないで済む気がします。 特に種や球根が発芽するときとか、苗が花を咲かせるときなんか。 だから、自分で出来ないのでかなりセーブしているつもりですが、生協の苗やどうしても、と思うものだけ通販で注文したりして、「趣味の園芸」はやめられません。 夏のおすすめは毎年購入する「コリウス」」和名は錦紫蘇とも言う、シソ科の植物です。 とてもカラフルな葉で、花は美しいとは言えませんが暑さに強く、秋遅くまで楽しめます。最近は一つのポットに複数のミックス種を蒔いて育てた苗を3つで600円ほどで売っているので、毎年買います。 種を購入して蒔くより、手軽で、生協なら宅配してくれるので。 今年は園芸関係の助っ人が時々色々手伝ってくれるので、助かります。 最近、よく考えたら2回死に損なったな、と思い・・・1度めは17歳のとき。 高校3年の夏休み、アフリカはタンザニアで40度越えの熱を出し、マラリアと間違えられて。 まあ、何とか無事に帰ってこられて、それからそれ以前のひ弱な少女を卒業出来たのでとても良い経験になったのですが。 その時は漠然と死を意識したものの、アフリカに行けたから死んでもいいや、と思ったのを覚えています。 過去の記憶はたぶん、ほとんど残っているのですが、鍵を無くしちゃったみたいなもので、きっかけがないものはななかなか取り出せない感じです。 時系列で並んでいたものの、棚が地震で崩れちゃった感じかな。 2度めには脳の血管が裂け、平衡感覚と運動機能を一時はほぼ失い。 2度目に死に損なってから、もう少しで3歳。 しかし、人間ってすごいですね。 おかげさまで視力も聴力も失わず、最近は食欲も出てきました。 この年になって、できることが増える喜びを知る人はそういないだろうな、と思います。 心が動いたこととか、好きなものは記憶に残りやすいし取り出す鍵も近くにあるのでしょうね。 画像は今年のカラーリーフ。 園芸植物のうち、カラフルな葉を楽しむものをそう呼びます。 コリウス以外は、シルバーのものが頂きも...