ある日の出来事
ものわすればあちゃんと身体しょうがいの中年むすめ二人暮らし、ですから買い物は生協(生活協同組合)にお願いしています。週に一度カタログをもらって翌週注文すると、その翌週自宅に配達してくれるという仕組みになっています。 今はネットで注文してもよいのですが、この状態で始めるのは自信がないので旧態然のアナログ発注です。 今の生協は食品・日用品のほかに衣料品や趣味のものまでなんでも揃います。まあ、本来は町の小さな専門店・・・肉屋さんとか八百屋さんとか魚屋さんとか・・・を回って、その日に使うものを購入するのが理想ですが。そういう暮らしが、今の世の中ではとても難しいものになってしまいました。 思えば、30年くらい前の東京・下町に暮らしていたときは、そんな感じでしたが。その当時でさえ田舎はすでに郊外型スーパーが幅を利かせていましたね。脱線しました・・・ で、生協で注文した「国産山菜炊き込みご飯の素」なるものを、夕方ご飯を炊くと言っていた母に、流し台の上に置いて「あとでご飯炊くときに入れてね」と頼んだつもりだったのですが・・・ ご飯を研いでセットしている母に、「あれ?炊き込みの素は?」と聞いたところ「何それ?」ってさっき言っただろう?と思ったけど、流し台のとこに置いたでしょう?どこか仕舞った? って言ってみたら、全然記憶してなくて。 それから探すこと探すこと。でも入れそうなとこ全部見たけどない。そのうち「わたし、何探してるんだっけ?」「あり~?」となって。 それからもういっぺん冷蔵庫を見たら、なにやらそれらしいものが、おかずを入れる蓋物の中にいるではないか。 「う~ん、ここまで来たか。」でした。 炊き込みごはんは、それからすぐに電気釜に投入されて美味しいごはんになりましたとさ、だったんだけど。もう、笑い話。ってか、笑うしかないです。 もしかしたら、わたしと同じようにいっぺんに二つのことは記憶できないのかも。 というかすぐには対応できても、あとで~して、というのはNGなんだね。 こりゃ~えらいこっちゃ。いままでは普通に対応出来てたのにね。 この頃、仕舞ったところがわからなくなって、ずっと探してるうちに「わたし何探してるんだっけ?わかんなくなっちゃった」ということがよくある。わたしが入院する前はなかなか見つからないことはあっても、探してるものがわ