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1月, 2008の投稿を表示しています

友人の展覧会

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以前にも一度ご紹介した 、札幌在住の同い年、20年来の友人「小林重予」さんによる作品展があります。場所は網走のすぐ近く、常呂町です。今回は短時間ですが、お近くのかたはぜひお出かけください。 「16時間の展覧会」-眼差しを浴びて芽吹く庭 日時:2月9日(土)・10日(日)9: 00~17:00 講演:2月10日(日)13:00~15:00 場所:常呂中央公民会大講堂 北見市常呂町323(↓に地図有) 主催:常呂町文化連盟 0901524-6098(猪股) 後援:北見市教育委員会 共催:中央公民館あったかギャラリー展 協力:どうしん情報誌みんと 入場無料 内容:日記画約2000枚、「光の種」ボックス作品45点、詩人岡田哲也氏との往復書簡詩画約53点、立体を暗幕の内側に白い蚊帳を張りインスタレーション、どうしん情報誌みんとのコラム30回分のエッセイと絵。講演は写真を見ながら10年間の制作活動記録と自作について。他 作品展会場の地図 大きな地図で見る リーフレット

整理整頓!

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去年のはじめ、身の回りの整理整頓をする、というのをテーマに仕事場の床を張り替え、同時に書類整理や製作材料の整理など、仕事を始めた頃の初心にもどりもう一度原点から考えようと「お片付け」に手を付けたところ・・・これが途中夏の暑さやらで中断したものの、止まらなくなり、自分の身の回りから庭の端まで、片付けるところが山のよう。で、庭については仕事を始めたときに建ててもらった六畳ワンルームのプレハブ小屋が、あちこち場所を変えながら物置兼冬場の寒がり植物のための保護室となっていたのをこの夏とうとう撤去しました。 それで、温室が必要なほどの植物は手に入れないことにしているわたしですが、霜に当たると傷むような、冬場にちょっと保護が必要な植物たちのために簡単なビニールハウスを作る計画を立てました。予算とのかねあいでそれは年末の12月、ようやく完成となりまして、中には南アフリカ出身の球根たちや、休眠中のブーゲンビレア、シンビジュームなどの寒さに強い蘭たち、そして一部にはレタスやルッコラ(ロケットともいうハーブ野菜)の種も播いてみました。プレハブ小屋の撤去にともない、雨水タンクとこの簡易ビニールハウスのための基礎(約30㎝掘り下げてもらった)、そしてこの掘った土を盛り上げて、その場所は菜園に。 簡易ビニールハウス・金属パイプとビニールトタン、農業用ビニールの二重張りで作りました ビニールハウスの住人、ラケナリア・ヴィリディフロラ・・・透明感のあるブルーグリーンが好き ヒヤシンスの仲間で真冬に咲き、とても良い香りを持つ・・・この手のマイナーな球根類は和名が付いていなくて、たいてい学名のカタカナ読み、なのでこの頃すぐ忘れてしまう。ちなみに学名は発見した人の名前とか、その植物の色やかたちにちなむことが多く、ヴィリディフロラは「緑色の花の、という意味らしい」 新しく植えた銘柄イチゴとまわりにあるのはオキザリス・セルヌア・・・ カタバミの仲間で、園芸植物として植えたが、勝手に好きなところに広がっ ている。この手の植物は帰化植物としてはびこる危険があり。 夏にはニガウリを育て、ふちのところには前からあったイチゴの苗に加えて、銘柄イチゴの苗を追加して植えて見ました。去年のイチゴはほとんどナメクジに食べられてしまい、残念だったのですが、今年はなんとかナメクジに負けないように収穫したいと思います。去年は冬が

雪の庭

一月も半ばを過ぎて、突然二日続きで夕方から雪降りのお天気。整備中の庭があっというまに「雪国」雪が積もると美しくないものでも美しく見えたりして・・・この地方ではめったに積もらない雪の庭あれこれをどうぞ。

庭の柑橘類

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ほんとうは去年12月、冬至の話題で書こうと思っていた柚の画像、今年は柑橘類も豊作でした。 我が家にはなぜか普通の温州ミカンはなくて、柚(一才柚とか花柚と言われる小振りのもの)、セミノールオレンジ、スダチ、名前を忘れてしまった新種の晩性柑橘、まだ実の成らないデコポンとキンカン、実が酸っぱくないレモンの仲間数種、それから確か前にも紹介した本体が柚かキンカンで、それにニューサマーオレンジ(日向夏柑)、セミノール、三宝柑、レモンを接ぎ木した五色みかんの木、など10本以上の柑橘類の木があります。 彼らは常緑の上にこの辺りの気候に合うらしく、どんどん葉を伸ばすので、日当たりの確保や場所の配分のために、年に一度は剪定が必要です。本来の時期をしっかり把握しているわけではないのですが、我が家では収穫のときについでに重なった枝を切り取って剪定もしてしまいます。 その枝を今年は苗を買って植えてみた空豆の、霜よけに使ってみました。 去年、自分で播けなかった沖縄空豆をお隣さんに播いてもらい、少しだけ収穫出来たもののさらに一部をおすそ分けしてもらったのですが、それをご飯に炊き込んでみたら、すごーく美味しかったので・・・やっぱり新鮮なものは味が違う!と。 今年はホームセンターで見つけた苗を植えてみることにしたのでした。ほんの10本くらいなので、やっぱり1~2回ご飯に入れてお終いってとこかな。五色みかんも今年は豊作。スダチも1本だけですが、秋の初めに焼き魚や酢の物、炊きたてのご飯に絞ったり、ご近所の少しおすそ分けしたり・・・柚はたくさん成るので、北海道に送ったり、シフォンケーキに入れたり、お風呂に入れたり、もちろん鍋物のむポン酢に使ったり、おすそ分けにも大活躍。 セミノールは、本来3月に収穫して少し保存すると甘みが出ておいしいらしいのですが、3月にとりたてを食べると香りはとてもいいのですがすごーく酸っぱい!で貯蔵しているうちにしなびてしまい、あまり食べないでお終いということが多かったのですが、あるとき、収穫をさぼってそのまま4月過ぎまで木に成らせておいたところ、とても甘くなって美味しかったので、収穫を急がず甘くなるまで木に成っていてもらうことにしました。 そうすると見違えるように実が大きくなり、色はあせてしまってかえって淡くなるのですが、とても美味しくなります。たぶん、毎年たくさん成らせる営利栽培

昨年末の大ヘマ

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人生何が起きるかわからないもので、というか単なる不注意というか・・・暮れにかつてない 大ヘマ をしまして、傷を縫うやら骨折するやらという怪我をしました。 夜、普段利用しない駅で、電車の待ち時間にコンビニへ寄ろうとして、駆けだしたのが原因です。駅のロータリーを突っ切って駆けだしたとたん、足下低くに車止めロープ・・・しかも暗い色だった・・・があって、何が起こったかわからないうちに両足をすくわれ、空中へ・・・であろうことかあごから着地。救急病院のお世話になり、年末年始は悲惨なことに・・・しかし、奇跡的に手足はほぼ無傷でして、骨折もずれていなかったので今のところ手術は必要ないらしい。 そのかわり一年くらい様子を見て、途中でくっつかなかったら手術ってこともあるらしい・・・とほほです。いくつものありえそうもないことが重なって、事故って起きるんだなぁと。まあ要するに不注意なんですけど、とにかく気をつけろ!ということで。この程度で済んでよかったです。奇しくもその日は兄の命日でした。 そんなこんなで、年末の話題が今頃になってしまいました。 今年こそ、たくさんあるクリスマスローズのシーズンにお客さまをお招きして オープンガーデン をやろう!と去年の夏の展示を終えてからずっと考えていたのでした。それで、ねずみたちの製作が一段落ついたら、庭の手入れをするぞーと張り切っていたのですが、年末のそんなことで結局ぼちぼちやることに・・・。 それでも年末のうちに大きな木の枝おろしや、通路の敷石など、職人さんに手伝ってもらって始めていたのです。そんな中、柿の木の下に卵を発見!ウズラの卵より少し大きくて白いやつ。 なんでこんなところに?とかなり疑問。この大きさだったらたぶんキジバトだよね~、彼らは真冬も繁殖するし・・・巣から落ちたのかな?と思って上の方を見たけど見あたらないし・・・予測出来る結論としては、 孵らなかった卵を親鳥がここに捨てた 巣に帰る時間がなくてここで卵を産んだ 親鳥でない何者かが食べようと思って卵を盗んだが、ここで落としてしまった、などなど。 しかし、真相はだれにもわからない・・・ 一方、庭の片付けをしていて、ちょうどハシバミの木の下に積んであった材木をどかしたところ、その隙間から大量のハシバミの殻が・・・いつも収穫しようと思っているうちにみんな落っこちてしまい、気がつくと実の入ってい

日本に住むヤマネコ

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西表島のイリオモテヤマネコと、長崎県は対馬のツシマヤマネコ。 地図で説明すると上のマーカーが対馬で下が 西表島です。 よほどの猫好きでない限り、えっ日本に野生の猫なんているの?という感じでしょうけれど、イリオモテヤマネコが地元以外で学術的に発見されたのは比較的最近のことで、かなり話題になったので名前だけはご存じの方が多いでしょう。わたしは西表島にも一度行きましたが、野生のイリオモテヤマネコにはまだお目にかかったことはないです。 一方ツシマヤマネコは、対馬がずーっと昔朝鮮半島の一部だったということの生証人みたいなもので、ずっと以前から生息は知られていましたが、大陸に住むベンガルヤマネコの亜種ということで分類上は朝鮮半島やアジアに広く住むベンガルヤマネコと同じものというふうに考えられてきました。対馬には他にもツシマテン、とか固有のほ乳類、両生類などがいて、それらも本州にいるものとは異なり、朝鮮半島、ひいては大陸のものが島によって分離されたことの生証人です。 遙か昔に、言わば島に閉じこめられたかたちの彼らは、たぶん遺伝学的にも貴重な存在と思われるのですが、島故の事情によってあるものは生き残り、数も増え、またあるものは絶滅する、という歴史をもっています。 そんなツシマヤマネコ、近年は島でもいわゆる里山的な山間部の農地が減ったり、開発による生息環境の悪化、また交通事故や飼い猫からの伝染病によって数が激減してしまいました。イリオモテヤマネコが「発見」されてその希少性や保護が論じられている間に、ツシマヤマネコはいなくなってしまうのではないか?そんなことが気になっていたころ、当時の環境庁と長崎県は、地元対馬に保護センターを作り、彼らの調査や保護活動を行う計画を立てていました。そして、まだ保護センターが出来る前のこと、地元にそれをアピールするイベントがあって、わたしも対馬に行ってきたのです。 それから10年近くの日々が過ぎ、数年前のこと、今度は保護センターの依頼で、ツシマヤマネコのぬいぐるみを作ることになり、再び対馬へ行く機会がありました。ちょうど九州では桜が開花する3月のことでした。対馬の島内は、少なくなったとはいえかつての里山的風景が広がり、帰りそびれた鶴の姿や、本州では見られない渡り鳥のミヤマガラスなど、大陸の香りもただよう不思議な光景でした。

あけましておめでとうございます

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なんだか世の中も自分も、いろいろなことがあった2007年でした。 旧暦ではまだ年が改まっていませんが、冬至も過ぎてこれからは少しずつ日照時間も長くなります。園芸家にとっては、春を待つすばらしい季節。今年はいろいろなことがバランスを取り戻して、気持ちのいい一年になるといいな。結局なにかを変えようと思っても、地道に石を一つずつ積み重ねるような毎日を繰り返すことでしか変えられないのかもしれません。 気を取り直して、地道に育てたオリジナルのパンジー、ビオラたち、そしてクリスマスローズのいろいろ、ちょうど花時を迎えた彼らを、庭というのにはちょっと恥ずかしい工房裏のスペースにたくさん並べ・・・みなさんをお招きしようかと考えています。パンジー、ビオラは、九州の園芸家・川越氏よりいただいた品種をもとに、自分で交配したオリジナル。 市販の品種にはない花色やかたちで、中間色や豪華なセミダブルなど、みなさんにご覧頂きたいものばかりです。クリスマスローズも、様々な花色の原種からハイブリッドまで、我が家で生まれたこどもたちもたくさん育っています。 それから、今年の干支、ねずみをはじめとしたデスクトップミュージアムの作品、やまね工房・いつもの仲間も。それぞれ販売もいたします。 まだちょっと寒い季節ですが、花の色も鮮やかに、気の早い春をお目にかけたいと思っています。うるさい2頭(はる・ガイ・フラッティーズ)もお待ちしています。