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再出発

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昨冬は記憶に無いくらいの暖冬で一度も凍らず霜柱も立たず・・・ そして記録更新的な猛暑の夏。 台風の出来方も進路も「例年並み」ではなく・・・ とりあえず夏をやり過ごせたら、という感じで生きています。 なので、「カフェ&ライブラリー」として再出発する予定のやまね工房跡「Cotton」は、どこかの台風みたいに停滞中。 しかし、ぼちぼちと準備は進んでいます。 工房外観 インターネットが普及する前の資料として、たくさんの動植物、環境問題、美術系の図書。 展示物として 今までに製作した作品のうち、手元に残っている作品たち 過去作品で各地のビジターセンターや水族館・動物園に納品したもののアルバム 「やまね工房」として販売してきた商品の原型デザインや試作品 この中でぜひ手に取ってもらいたい「触っていいとも」のぬいぐるみたち 販売物として デッドストックや、やや難ありで販売を逃れていた商品。修理・手入れ済・・・ほんの少しですが 過去作品の手入れしたものややりかけ放置を完成させたもの 最近新商品のミニタオルとやまね絵はがき お友だちの「地元産手しぼり蜂蜜」 商品少々 ワークショップ(いずれもまだ妄想ですが・・・) 庭で採集の苔テラリウム 寄せ植えにあしらう小さなテラコッタのオブジェ製作 コケテラリウム そのほか友人の研究者や「面白そうな話」が聞けそうな人のお話会・・・聞きたいお話募集中・自薦も歓迎。親戚の邦楽や鼻笛のミニコンサートなどなど・・・ 庭も順次整備中なので、折々オープンガーデンとして散策していただけるように。 奥の方に「秘密の窯」を再建中につき、いずれピザのワークショップも出来るといいな

作品

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たまたま、時期を同じく「二ホンリス」でしたが。 リアル作品のお問合せをいただいて、樹脂で作った爪が劣化してしまった作品の在庫が1つあったので修理してみることにしました。 もともと最初から組み込んだ爪を外すのは一苦労で。 ホンドリス修理途中 この部分はこれから始める予定の「カフェ」スタッフに少し手伝ってもらいーの爪とご希望の「歯」をシルクの生地で作ることに。 顎ごと移植の感じでイメージ出来たのでやってみました。 ホンドリス 修理 入歯 そしたら何とか出来たので。 当間高原リゾートの中にある「あてま森と水辺の教室 ポポラ」という場所で、お仕事をしてくれることになりました。 夏毛のニホンリスが両手で固い実を持ってかじるという動作が近くでわかるように。 食痕は森にたくさん落ちているので、歩いてみればけっこう見つかるのですが、それがどうやって出来たかは聞いただけではわかりにくいので。 そのお手伝いには「はく製」より適任だとわたしは思います。 修理完成 リス 前 修理完成 リス 横後ろ あとどのくらい働けるかはわかりませんが、すくなくともわたしよりは「使える」スタッフとして働いてくれると期待しています。

少しずつ

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工房をカフェ&ライブラリー プラス ガーデンに、という構想・・・妄想? から早一年近く・・・ ほんとにぼちぼち、それでも準備進んでます(笑い)。 でもって、ぬいぐるみや園芸のワークショップ、「ネイチャーカフェ」と称した元研究者や専門家のお話を聞く会もやりたいし。 音楽をやってる親戚を使い倒してミニコンサート(邦楽とか鼻笛だけど)とか。 妄想ばかり広がってて・・・ 工房や自宅に転がってたかつての作品を洗濯して再度形を整えたらば、けっこう元通りに。 で、気がついたこと。 「作品」はかなり意匠があって仕上げているので、作った本人でない人が洗濯した場合、形が変わる恐れがあるのかな。 中身は単なる綿であって。 洗濯によって伸びたり縮んだり・・・  以前飼っていた、フラットコーテッド・レトリーバー 左からガイ、はる、デイジー なので、乾燥と同時に引っ張ったり縮めたり。 またはそれを素材に別物にリフォームしたり。 そんなこんなで、再生した「作品たち」の展示もしたらいいかな、とか。 そして、ここからなのですが、いわゆるリアルタイプの「作品」ではなく、初期の「ぬいぐるみ」っぽいぬいぐるみは、触ってもらうことが身上かも、と。 で、犬や猫や、小動物のなんとかカフェみたいに、触れるコーナーも作りたいな、と思った訳です。 で、写真は候補のぬいぐるみたち とりあえず、まだ準備中ですが。

ぬいぐるみの修理

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お客様が大事に可愛がっていた、日本りすのぬいぐるみがアクシデントに見舞われたそうで、修理を試みました。 ご本人の了解も得ておりますのでやり取りと画像を紹介したいと思います。 ご依頼内容 ---------- 突然のご連絡申し訳ありません。 3歳の時にやまね工房さんの日本りすのぬいぐるみを買ってもらって以来、結婚して子供も生まれた30年経つ今でも大切に大切に一緒に毎日いました。 抱きながら寝ていた為、ボロボロにはなっていたいたのですがそれでも大事なのは変わらず可愛がっていました。 ところが、本日バタバタとしており急いで布団を洗濯乾燥していたところ、りすのぬいぐるみが紛れてしまっていたようで…気がついた時にはとんでもない姿になってしまっていました… 亡くなった父との思い出もつまっているぬいぐるみなだけにかなりショックを受けています。 そちらではぬいぐるみのお修理等は承っていらっしゃいますでしょうか? もし可能であればお直しいただけたらと思っています。今現在、両目としっぽが取れてしまっている状態です… ご検討いただけますと幸いです。何卒宜しくお願いいたします。 ---------- 電話にて詳しい状況を確認しました。元通りには出来ませんがある程度までは修理出来ることをお伝えし工房へ日本りすを送っていただきました。 到着時の様子:かなりの重傷です。 修理中 正面 修理中 横から 修理完了です。 左:日本りすの親(新品) 右:今回修理した日本りすの親。 左手付近のかすり傷が痛々しいのですが、元気な証拠ということで良しとしましょう。 修理後、お礼のメールいただきました。 ---------- この度は早急にお直しいただきありがとうございます。 自分自身の不手際とはいえ、 もう直らなかったらどうしよう…と涙が出るほどショックを受けていましたので本当にうれしいです。 目やしっぽのみならず、耳、手足、おなか部分など他の部分も直していただいて感激しております。本当にありがとうございます。 このりすのぬいぐるみは、 軽井沢で3歳の時に両親に買ってもらって以来うれしい時も、楽しい時も、悲しい時も、辛い時もずっと側にいてくれた大切な大切なぬいぐるみです。 昨...

商品発送について

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お客様へ 網走店からのお知らせです。 いつもやまね工房のぬいぐるみを可愛がっていただきありがとうございます。 たくさんのご注文をいただき多少混乱状態です。 商品は準備が整い次第随時発送しています。ご到着まで少しお待ち下さい。 よろしくお願いします。

ヒグマ

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わたしがぬいぐるみ・・・当時世間で言う・・・キャラクターなどのとはちょっと違った・・・を作り始めてから、あっという間のかれこれ30年余。 網走との少なからぬ縁・・・ ヒグマに会いたくて知床で小さな漁舟に乗ったり、札幌の動物園に行ったりしまたが、幸か不幸か、野生のヒグマにはとうとう会えませんでした。 ヒグマをディスプレイ中 網走店にて 大雪山を一人で歩いた時、真新しい蕗の食痕と糞を見ましたけれど。 賢いヒグマはきっと近くに居たのでしょうが姿は現しませんでした。 下手したら殺されちゃうからね。 ずっと以前から北海道はヒグマやエゾシカ、アイヌの人々の生活の場でした。 いまさら、特にわたしみたいな一個人が、それについて何か言う権利はないけれど。 地球上のすべての物質はみんな地球という生命体の細胞のようなものだと、最近は思います。 生きている一つ一つの生命体(物質)は、どれも美しく存在を否定されるべきものでは無いとわたしは思います。 人類もその一つだし。 生命体として森を歩き、風を感じ、季節を愛でることが地球上で生きることだと伝えたくて、これを職としたのですが。 様々な事情で、続けることが出来なくなりました。 しかし、「ものはこころ」と考えて続けてきたことはたぶん間違いじゃなかったと、ここへきて作った「もの」たちに教えられました。 まるで「もの」たちが行先を選んだかのように。 ふさわしい場所にそれそれ行くことになり。 網走店の看板ヒグマ 思うように作ることはもうほとんど出来ませんが、今まで作った「もの」たちは「生きた本物」ではないけれど、廃棄物になることなく「生命体のすばらしさを感じてもらう」という別の役割を帯びてそれぞれふさわしい場所に旅立ちました。 そこで、天寿を全うしてくれたら、と作者としては願います。 「似せもの」として。

平成の終わりが決まり・・・

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平成の終わりが決まり、新しい年号のスタートが決まりました。 2019、カランコエ・空 数字が苦手なわたしは西暦にしてくれれば良いのに・・・と少し不満・・・だって境目がダブるから計算がややこしいんだもの。 日本で公的なものはほぼ年号でいけるけど、国際的には西暦だし。 ま、それは置いといて。 「やまね工房」もそれに合わせた訳じゃないけど・・・激動のこれからというか、むしろ一昨年の今頃「工場の製造中止通告」が、想定内ではあるものの青天霹靂だったので。 それから、継続の方向で企業努力は重ねたつもりなのですが・・・・ 財政的にも体力的にも、時代の流れには逆らいきれず・・・ しかし、ほぼ原料が化繊(石油由来)というジレンマからはとうとう解放された感もあり・・・ 2019年・へレポ・太陽シャワー たぶん、今からやるべきことはノスタルジーの中にひきこもることじゃないのだろう、と漠然と感じているところです。 2019、ヘレボラス・ニゲル 作品や商品として生まれた「やまね工房」の「こどもたち」はこちらの「混沌」とは関係なく、それぞれ自立して「行くべきところ」へ旅立って行くので我々「狂言回し的」な存在はむしろ取り残された感もあり~ですが。 とりあえず、決まっているのは網走店は「うどん屋」メインの「継続販売店」。 熱海工房は、庭とぬいぐるみ、生物関係の資料室を兼ねた「カフェ」&「ガーデン」を目指して準備中です。 ワークショップや専門家を招いた「ネイチャーカフェ」などもやりたいな、と妄想中。 オープン予定など決まり次第ブログなどでお知らせいたします。