紫陽花の季節、近況

梅雨の晴れ間・・・というか、大雨が降って風が吹いたかと思うとからっと照って暑かったり・・・朝晩肌寒かったりして油断ができません。

暑いとだるいし、寒いと動きが悪かったり、頭が重かったり・・・おまけにたぶん回復してきているんだろうけど、痛みや肩こりが帰ってきて前よりつらい・・・体の可動域はかなり広がったし、食事も以前のように苦痛ではなくなったので、少なくとも退院時よりは「良くなった」と言えるのだろうけど。そして何より飲食も出来ず、寝返りも自由にならない寝たきりが数か月もあって、半年の入院を経た今なんだから、上出来ということなんだろうけど。

やはり入院を経験した方と最近した会話に、退院後こんなに疲れるなんて、というのがあったんだけど、わたしの場合、そもそも疲れたという感覚もリセットされているようでした。だから、この状態が日常ということで。

ピラミッドアジサイ

まあ、何か考えたり、自己流にストイックになっても、役に立ちそうもないから、この状態を楽しもうと腹をくくりました。
男前でしょう?最近、性別にかかわらず「おとこまえ」という言葉を使うことが増えた気がします。かっこいい生き方や所作をそう言ったりしますよね。
別に女性が女々しいということでもなくて。で、なにが言いたいかって?

つまり、日常の中に予定というものを設定することが困難な状況、というか自身の体がそういう以前の日常とは異次元のものになってしまっている、という事実。
そして、目標や目的は必要だけど、それと予定とは別物で、その目標のために今何が出来るかということ。
そしたら、まず毎日が苦痛じゃなく生きられることや、無理じゃなく日常的に体を動かすこと。とにかく筋力はだいぶ回復したけど、垂直はまだわからないし、公共交通機関、すなわちバスや電車に乗って外出することはまだ夢のような話。
買い物は100パーセント生協なので、それは切迫していないけれど、付添が必要な母との暮らしでは、このままでは続かないと思うのです。だからと言って、がむしゃらには動けないし、再発したら次は戻ってこられないと思うし。

で、1か月検診で、思い切って院長に公共交通機関が使えるところまでリハビリしたい、と言ってみました。最近は保険の制度もころころ変わって、退院してからはなかなか医療機関は使いにくいとか。老人ジムみたいな筋トレ施設にも週1で通っているのですが、なかなか「空き」がなくて。でもそれも続けて2日だけど行けるようになったし。
あと整体とマッサージも月2回。マッサージは整体の先生の奥さまがやってくださる、リンパマッサージみたいなので、アロマオイルを使ったりツボをほぐしたりしてくれます。部分的にはとても痛かったりするけど、神経がつながってゆく感じがします。
筋肉も神経も、再度育てる感じ。

バンマツリとベニガクアジサイ

そんなことをしながら、毎日少しずつ電子ピアノをいじったり・・・
50の手習いで、数年前に始めて、ポピュラーというか好きな曲ばかり。
幼稚園のときに数か月オルガンを習ったきりでしたが、森山直太郎の「さくら」とか、平原綾香の「ジュピター」とか、「カノン」とか。「星に願いを」は難しくてまだ完成していなかったけれど・・・だんだんいろいろ衰えるし。
で、この入院で全部リセットされちゃったので、楽譜も読めなくなっちゃったし。
また1小節ずつ始めて3カ月くらいでようやく通しでスムーズにはいかないけど、なんとか楽譜通りに弾けるようになりました。ちゃんと曲になってる!  もちろん上手じゃないけどね。
最初は楽譜の読み方もわからなくなっちゃってたんだけど・・・人間の脳って、体ってすごいですね!
ほんの少し、仕事も始めてます。
ミミズク類の仕上げとか、小さな展示物とか。
忘れないで、しかもこんなに自分でも信用できなくなっちゃってるわたしに、仕事をくださるなんて、けっこう勇気がいると思うんだけど。

友人、知人やお客さんにいっぱい励まされて、なんとか毎日生きてます。

コメント

  1. ときどき拝見してます(^_^;)。

     以前、カメムシやクモの巣のおたたみなどにコメントさせていただいたものです。
     男前ですね(^^)。
     1分でも1秒でも早い回復を願っている人は全国にいらっしゃると思います。
     毎日花に水をあげるように、ご自身の体もゆっくり育ててあげて下さいね。
     また、かわいいぬいぐるみたちを楽しみにしてます。

    おじゃましました。 ではでは(^-^)/。 

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  2. shuacchi01さんへ

    コメントありがとうございます。
    カメムシ・オニグモへのコメントもありがとうございました。
    血管が切れた直前、直後の記憶は無くて、2カ月分くらいはシャッフルされちゃっているので時系列ばらばらなんですが、それ以前の記憶についてはほとんど残っています。身体的には反射で動いたり、自動で出来たことがいまだにほとんどだめなんですけれど・・・座っていると見た目ではほとんど前と同じですけどね。

    どうも、ぬいぐるみのかわいらしさに反して「マイナー」な生きものの話題が多くて・・・だって発見が多くて楽しいんですもの。

    お客さんや巣だって行ったぬいぐるみたちに励まされる毎日です。
    どこそこで見たとか、教材役にたってるよ、とか。
    改めて、大手生花販売会社を脱サラしてからの28年を思いました。
    あっという間だった気もするけど、「やまね」というひとつの商品が、まだ製造出来ている事実や教材を作るに至った経緯には、たくさんの方の関わりや導きもあったなあ、と。その中には故人もいらっしゃるし・・・

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