久しぶりに一点もの製作

このところ、早々に出来た台風や、低気圧、梅雨寒などで体調が安定せず…

軒下にやってきた、モリアオガエルの団体さん…卵塊やおたまじゃくしのお世話などで忙しく…

一点ものの製作が疎かになっておりました。

久しぶりにたぬきの子、三兄弟を製作したのですが。

はたと気がついちゃったのです。

一点ものは、意匠が必要なので…

量産品とは違う、技術が必要なのでした。

量産品には量産品の技術があって、たぶん「やまね工房」の商品は、そのような「町工場」の技術に出会ったからこその奇跡に近い…いや、必然だったのだろうと…

だからこそ、今でも大切にして下さる方々や、また欲しいと希望される商品が出来たのだった、と。

意匠が必要な一点ものは、まさにわたしにしか出来ないもので、それはご先祖から頂いた、稀有な才能であろうと…

一点ものは、まさしく自然界がそうであるように、1つ1つ、同じものが無いにも関わらず、それぞれにぴったりのプロポーションや、表情を持ち、だからこそ生きているように見えるのだ、と。

それは、作品を作る人のみが自信を持ってやるべきことで、他の人には出来ないものなのでしょう。

それが、アートというものなのかも。

PS

たぬきの子、3兄弟

それぞれ、目玉が違います。

まぶたの皮がいろいろ…

目玉そのものも、製作会社が海外移転したため、この子たちの分でほぼお仕舞い…

仕上げのカット・糸での成形は、中綿の塩梅、綿の塊から頭蓋骨を掘り出す、彫刻みたいなものです。



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