本の紹介

わたしの情報源は、

  1. 新聞・・・毎日配達される、朝日新聞の朝刊・夕刊、熱海新聞
  2. テレビ・・・新聞のテレビ欄でチェック
  3. ネット・・・本の通販、食材の通販など数か所


だけなのですが、おかげさまで、ほかに毎週配達してくれる、生協のカタログとでほとんど全ての生活が成り立っています。

買い物は行けないので(立っていられないし、物を持って歩けないので。いまだに垂直が・・・年中舟の上のように揺れてしまって、焦点も合いにくいので情報のチェックそのものも、長時間は不可)

その割に、不思議なことに欲しい情報は向こうからやってくる感じがして、十分足りています。これ以上の情報があっても処理しきれないので、ちょうどいい感じ。

で、この本も新聞で紹介されていたか、広告を見てネットで買いました。



ご自身が末期のがんで、余命宣告をされていた著者が、単身フランスに渡って美術館に行き、喉の渇きからそれまで嫌いだったトマトを食して、それから食べることに目覚めて、フランスで料理学校に通い、中国で薬膳も学んだというお話。

死にかけて、ようやく自分の体と向き合って、体が求めているものを食すことによって、現代医学では完治しなかった病気を克服できたという物語と、ご自身の体験から学んだ、体が喜ぶ食材やレシピも紹介されています。
理屈から言っても、体を作っているのはまさに毎日食べている食べ物だし、それを美味しく、上手に摂ることは、生命体としての人間のもっとも大切な営みであるはずです。伝統食の和食は、まさにそういうものだったはずですが、自分の身に置き換えて考えても、近ごろはきちんとした和食を毎日摂るのは難しく、ついついジャンクフードやインスタント、冷凍食品に頼りがち。そして、足りないものはサプリメントと言われる補助栄養で過剰に摂取する、という生活になってしまいます。

健康なときは、それでも何とか生きていられるけど、心身ともに生活を楽しむためには、先人が研究してきたものに学ぶというのは、悪いことであるはずはありません。
本人や身内の病気で苦しむ人にも教えてあげたいな、と思うような本でした。

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