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来年はねずみ年、みなさんはねずみと言うと天井裏を走ったり都会のゴミ箱をあさる猫くらいはありそうなふてぶてしいやつらを想像されることが多いかと思います。

しかし、それはねずみの仲間のほんの一部。

人類は昔から畑の穀物や貯蔵した食物を失敬したり、病気を媒介したりする彼らと敵対することも多かったので、ねずみ嫌いのひともたくさんいるかもしれません・・・そういうひとたちにはちょっと申しわけないスーパーリアル系ねずみたち。


人と利害関係のあるねずみたちは家ねずみと呼ばれるドブネズミ、クマネズミ、ハツカネズミたちです。体の大きなドブネズミ、水辺が好きな彼らももとは野ネズミでした。彼らは実験動物のラットとして人類に貢献もしているし、マウスと呼ばれるハツカネズミも同じです。クマネズミたちは高所が得意で、ビルに侵入して電線をかじったり・・・

実はそのほかにも森が好きなヒメネズミやアカネズミ、草原に住むハタネズミや湿地が好きなその名もヤチネズミ(谷地ねずみ)、河原や田んぼが好きで小鳥のような巣を作るとっても小さいカヤネズミ、沖縄地方だけに住むトゲネズミや樹上生活をするケナガネズミなどなど様々なねずみたちがいます。

彼らは家ねずみに対して野ネズミとも言われ、人の生活圏に入ってくることもありますが、ほとんどが野山や水辺に住み、主に夜間に活動すること、また小さくて動きがすばやいために人の目にふれることはごくまれです。しかし、彼らは自然界において、とても重要な役割を担っています。

それは、多くの肉食ほ乳類、猛禽類の主要な獲物になることです。豊かな森や草原は、豊かなねずみ類を育て、彼らがキツネやテン、野生猫やフクロウ、ワシ、タカたちをはぐくむという食物連鎖の底辺。彼らの数が減れば、キツネやフクロウたちは生きてゆけないのです。そして、もしあなたが幸運にも森で生きて動いている彼らに出会ったなら、その美しさ、かわいらしさを忘れることは出来ないでしょう。野ねずみたちは「やまね」に負けず劣らず魅力的な、そんな生き物です。

一番小さいカヤネズミは尻尾も入れた全長が12㎝から15㎝くらい、体重は10グラム前後、一番大きなドブネズミでは全長が50㎝近く、体重は500グラムになるものもいるらしい・・・けれど。

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