小笠原に住むどうぶつ達


猛暑といわれるような日々が続いています。
暑さのせいだけには出来ないのですが、このところ余裕がなくてブログ更新がなかなか出来ません・・・
話題だけはいろいろたまっているのですが。
取りいそぎ、旬のものということで、現在展示中の作品についてです。
といっても、場所が小笠原の父島なので、見に行ってね~と気軽には言えないのですが・・・
小笠原が世界自然遺産に登録されたのを機に、クジラやいくつかのアホウドリ、小笠原に住む小形の野鳥やオオコウモリ、ノスリやアオウミガメなどたくさんの種類をご注文いただきました。教材ということで、いろいろ工夫を凝らし「ぬいぐるみ」のワクを越えたものたちを作ってみました。

オガサワラオオコウモリ

野鳥いろいろ体重入り

アホウドリ

アオウミガメ

野生の生きものゆえ、現地を訪れてもなかなか実物に会えないことがあったり、また地元の方でも見たことが無かったり、というときに貴重な固有種などをよく知ってもらおうと制作を依頼されたのです。
たまたま保護されたときの対応をレクチャーするときに使ったり、小笠原を紹介する展示にも使われるそうです。
ひとつひとつはいずれまたご紹介するとして、今、ビジターセンターに展示されている彼らをちょこっとご覧くださいませ。
もしも、8月に小笠原・父島を訪問される方がいらっしゃったら、是非彼らに会ってやってくださいね。

今年は猛暑だけでなく、各地でとんでもない大雨が降ったり、竜巻が起こったり、気候変動がますます顕著になってきました。
大きな被害に遭われた地方もあり、去年の震災による大きな傷跡も癒えないまま、新たな災いが起きないように祈るしかないのがもどかしいです。
今まで過ごしてきた四季の移ろいが、いかに絶妙なバランスで保たれていたか、自然の力の大きさや深さをあらためて感じます。
今の時代に生きるものとして、自分の足下をもう一度よく見て考えなくちゃと思うこの頃です。

コメント

  1. ねこむすめ2012年8月7日 12:46

    小笠原の動物たち、素晴らしいですね!
    とくにアホウドリ、住みかの移転でデコイを
    作り苦労されていた関係者の方たちのことを
    TVで見ていたので親しみがわきました。
    落合さんはこうして自然の動物たちの
    保護にも参加されているのですね。すごいです。
    札幌に住んでいた時網走のやまね工房を
    訪れたことを懐かしくおもいだします。
    そのとき我が家にきたのがキタキツネの
    ぬいぐるみです。エゾリスもいるんですよ。
    これからのご活躍、お祈りしています。

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  2. ねこむすめさん
    コメントありがとうございます。
    北海道にお住まいの時期があったのですね。
    わたしも今は伊豆に住んでいるのですが、ずっと前に網走の早春を体験しました。
    それが今のやまね工房の素になっています。
    小笠原にも思いがけず縁が出来ました。
    アホウドリに関しては、以前からアホウドリの研究をされている長谷川博先生の応援をさせてもらっていて、
    いろいろ資料をいただいたり、実物大のぬいぐるみを提供したりしています。
    そんなわけでアホウドリのひなは商品にもなっていますよ。
    一度小笠原にも行ってみたいですね・・・

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  3. 久しぶりです。ご紹介とお尋ねです。小淵沢のアルソア化粧品関連で、やまねの杜がヒットしましたが、ご存じでしょうか?

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  4. つなちゃん2012年9月17日 13:04

    落合先生、はじめまして!
    先生のぬいぐるみを初めて知ったのは軽井沢のお店でした。
    本物そっくりでとても可愛いのもさることながら、
    やはり首に下げられたメッセージが惹かれた理由でした。
    「本当はぼくたち、人間と仲良くしたいんだ。森の仲間を代表してきたぼくと友達になってください」
    軽井沢の自然の中でこのメッセージに触れ、やまねとかやねずみ、えぞももんがを購入いたしました。
    忙しい毎日の中でも時々は自然のことや野山の仲間たちのことに思いを馳せたいものだということを彼らを見るたびに感じさせられます。
    この三連休の初日に新たに軽井沢の「森へようこそ」で日本リスの子とひどりがもを購入いたしました。リスをベッドの枕元に置いておりますが、森からやってきてベッドを覗いているみたいで可愛いです。

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