酸っぱい雨?
久しぶりに東京へ通ったり、パンジー・ビオラの交配や種採りに日々追われていました。
今年も気候がおかしくて、1~2月は寒さが続き、3~4月のいそがしさを予測して早めに交配したパンジーたちは、その後の凍結や落雪でかなり痛んでしまってあまり前倒にした意味がありませんでした。
その後、続く寒さに開花は遅れ気味・・・
そして4月に入って乾燥の日々・・・
ベランダでは一日3回も水やりをするようでした。
ベランダでは一日3回も水やりをするようでした。
オープンガーデンのあたりから爆発開花となり、交配するも・・四月終わりの雨が何だか変・・・パンジーもチューリップも花弁がみなシミになって、そこからどんどん腐ってしまいます。
おかしいな?湿度が高いからかしら?と思いつつ。
雨が上がっても、どんどん枯れる???何だか変。
いつも今頃の雨に当たっても、こんなにシミシミにはならないし、一雨あっただけでべったり腐ったりしないのに。
こんなことは初めてです。
で、ふと思いつき・・・そうだpHを測ってみよう!土壌のpH測定器をけっこう高価だったのに買った覚えがある・・・どこ行っちゃったかな~
と探していると、熱帯魚の水槽用のpH試薬を発見!ちょっと古いけどこれ使ってみよ♪で、結果がこれです。
5月2日の雨水
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水道水
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室内の除湿水
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おたまが池(池もどき)
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説明書には熱帯魚の水槽以外には使用しないこと、と書いてあったけど・・・
水だから同じでしょう。まあ精度は低いかもしれないけれど。
それにしても、鮮やかな結果にかえってびっくり!!
ネットで酸性雨を調べたら、基準はpH5.6以下を酸性雨としているみたいなんだけど、
雨水とおたまが池の赤色はpH5に限りなく近く、もしかしてそれ以下?かも。
水道水や除湿水はほぼ中性だから、やっぱり酸っぱい雨が降っているってことだよね。
5月2日は一ヶ月分くらいの大雨だったから、少しは薄まってるかな、と思って再度測ったけどやっぱり同じだった。それより、おたまじゃくしの池もどき、上のほうをすくったせいかもしれないけど無事カエルになれるか心配。それよりこの大雨がすべて酸性雨だったら、各地の川やら湖やら、それから海も心配。
何か原因があるはずだけど、それってずっと前から心配だった海の向こうの大気汚染だろうか・・・それともまさか原発減らして火力に頼っているせい!?(再稼働のネタになったら困るし、違うと思いたい)
いずれにしても、これはゆゆしきことでございます。試薬がいいかげんだった?んならいいんだけど。
露地野菜、値上がり必至。種採りもここから先露地では無理かもしれません。
あ~あ、種はちっともとれないのに、悩みの種は尽きまじ。憂鬱な初夏だこと。
ということでおそまつでした。
追記
酸性雨について、ネットで探してもっとよく調べてみたら・・・
日本の雨の年平均pHは、4.7だそうです!なんだ、とっくに酸性雨じゃん!
で、雨本来5.7くらいの弱酸性らしいのですが、5.6以下を酸性雨という、ということです。
各地の測定値も過去のものですが出ていました。
そんななわけで、ごく一部の地域を除き、日本中で一年中酸性雨は降っているのでした。
けれど、うちの近所ではディーゼルバスの営業所統合により、バスの往来が激しくなったことなど地域的な影響もあるかもしれません。
ネットの情報でも、もはや大陸由来の酸性雨、酸性雪、酸性霧など、常識となっているようです。
気にしているわたしですら知らなかったのですから、世の中には積極的に一般へのお知らせがないゆしき問題は山積みなのだな、とあらためて自覚しました。
とはいえ、今年の雨はやっぱり変です。
こんにちは(^^)。
返信削除ずいぶんはっきりわかるんですね。
私は千葉県在住ですが試してみようかな。
いわゆるホットスポットに住んでいますが、花の異常は男の私でも気持ち悪いくらい感じます。
まず春先つくしが森のように生えていました。
30cmくらいのものもありました。
ピンク色のクローバー?を見ました。
たんぽぽが塚のように密集して生えてます。
いままで見なかったムスカリ、スズランが繁殖してます。
チューリップは、大きくなりすぎて花びらを支えきれずにだらしなく外側に垂れ下がっているものがありました。
一番は、椿が鈴なりでした。 20cm近い大きなものもあちらこちらに。
椿、まだ咲いてるんですが・・・・正常でしょうか?
今年の花はきれいに咲いているのですが、素直に喜べません(-_-;)。
huuさん、コメントありがとうございます。
削除おひさしぶりです。
わたしがずっとブログをさぼってたせいですね(汗・・・面目ない)。
う~ん、酸っぱい雨よりもゆゆしき「・・・」、じつは今年のオープンガーデンでみなさん口を揃えておっしゃるのが、今年の花は大きいね!でした。例年より少し遅い開催だったので、育ってるというのもあるのですが、肥料もやっていないのに確かに花も株も「妙にデカイ」・・・他の植物全般にも当てはまる・・・ので何か影響があるのかもしれません。
当地はさらに100キロほど離れていますが、位置関係上は関係ないとは言えません。椿についてはこちらでは今年、ほとんど花がつきませんでした。例えば種から芽生えた例年10月~3月まで花を咲かせる木は今年咲いた花がたったひとつでした。
花芽が出来る頃の干ばつとか、何か気候の条件によるものと思われます。
植物が普通以上にたくさん花を付けるのは、枯死する前に種子をたくさん残そうとしている、ということも考えられるので一概に元気がよいとは言えないこともあります。開花が遅れているとはいえ、今頃まで花が残っているというのは元気がない証拠かも知れません。
一方、たぶん明らかな異常とは言えない、というようなこともあります。
つくしがたくさん、大きく育ったのはたぶん、今年採集して食べる人がいなかったせいだと思います。
庭の手入れも積極的にされなかったり、草むしりまで手が回らなかったり(我が家はいつもそうですが・・・)。
あと、寒さが厳しかったせいで例年よりきれいに、本来の花を咲かせた、というのもあるかもしれません。
何より、今まで何気なく見ていたものがすごく気になりますよね。
気にすることはとっても大切なことだと思うんです。
時々でいいから、みんなで気にしましょう、身の回りの生物(植物も)たちを。
続けて見ていれば、何か大切なことを教えてくれるかもしれません。
pHもぜひ測ってみてくださいね。
わたしもまた、気になることを見つけたら書いてみたいと思います。
札幌の雨はどうなんでしょうかね。函館なら道南です。
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