生き物の描き方
前回の投稿に引き続き、同じ著者の昆虫以外の生きものの描き方ですが、描き方とある以上に付き合い方というか、学び方というか・・・親しみ方というか。 あとがきの部分に、初めてわたしとの共通点を見つけて愕然としました。 同じ、「科学ジャーナリストの会」でお世話になった、「新妻昭雄さん」が出てきたからです。 彼は、「ダーウィン」のライバルともいわれる「ウォーレス」の研究者として、そして恵泉女子学園大学の教授として「庭」に多大な興味を持ち、焚火や、家庭菜園を共通の趣味として、同じ伊豆半島に引っ越して間もなく・・・これからのんびり、研究者・物書きとしての人生を始められるというときに、肉体を亡くされました。 彼を知る人々、環境について考えるときのポラリスみたいな存在をなくしたわたしたちは、それこそ落胆したものでしたが。 コウノトリの郷を立ち上げた「池田 啓さん」や、ほかにも多くの大切な先輩が、次々早世されて・・・ でも、このように、「ゆかり」を感じる出会いがあるんですね。 彼らがやり残した仕事を、わたしたちが繋いでゆかなくては。 この状態で帰ってきた意味、みたいなものを感じます。