さとやま暮らし

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2007年10月25日木曜日

ヤマガラ

ヤマガラという野鳥をご存じでしょうか。
シジュウカラやエナガ、コガラなど山地から近頃は市街地にもやって来る、カラ類と呼ばれる小鳥たちの中でもひときわカラフルで愛嬌のある小鳥です。昔は神社のお祭りとか縁日なんかで、おみくじを引いてくる芸をしていたくらい、人に良くなれて好奇心が強く、なおかつとても器用な鳥です。




ヤマガラは、木の実や昆虫を食べるのですが、秋には木の実を食べる他、冬用に蓄えるのか地面や石の隙間、木の幹に出来た隙間なんかに押し込んで隠します。エゴノキ注1の実が大好きで、夏のうちから実りを確かめにやってきて虫を取ったり、実が熟し始めるとペアで毎日やって来て食べたり隠したり、収穫に余念がありません。ときどき、とんでもない所に隠されたエゴノキの実を翌年の春を過ぎて発見したりします。

リスやカケス、ヤマガラやシジュウカラなど、冬のための貯食をする生き物たちは、この季節本当に忙しそうでごくろうさん!と声をかけたいくらい。

たくさん隠した中には忘れられて春に芽を出す幸運な木の実が少なからずあって、それはどうやら彼らと実をくれる木とのお約束らしい。木の幹に押し込まれて忘れられた実にとっては、はなはだ迷惑でしょうけれど。

注1 エゴノキ
ちなみにエゴノキの実は薄緑色の2㎝くらいの楕円形で、その中にある茶色の種をヤマガラは食用にしています。薄緑の表皮と薄い果肉にはサポニンが含まれてかつてはこれをすりつぶし魚毒(しびれてマヒした魚を捕まえるために水中に有毒物質を流す)として使用したらしい代物で、もちろん人は食べられません。下の画像は満開のエゴノキの花です。

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