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1月は平年並みという感じで過ぎてゆきましたが、「そろそろかな」と思っているヤマアカガエルの産卵が今年はまだです。とても暖かいときには12月に産卵することもあるようで、彼らには何月?なんていう認識はないのですね。 夏が過ぎ、だんだん寒くなって少し冬ごもりをし、そのあと暖かい日が何日かあって湿度も整うと産卵するのでしょう。正確には気温何度、水温何度で湿度が何パーセントの時間が何時間というふうに、たぶんある程度きっちりした条件があるのだろうと思います。長い間にきっと遺伝子?が統計をとったのでしょうね。 これは例年、桜前線のように日本列島を北上してだんだん広がってゆきます。何年か前には1月の早いうちに産卵があったのですが、今年はときどき鳴き声が聞こえるものの、産卵は確認出来ません。かえるの長期予報では、今年は暖冬ではないのかも知れません。 さて、鳥の世界では少し事情が違うようです。去年の12月に巣材を運んでいたキジバトは、1月になって、毎日3匹の大きな犬が走り回り、その根元で夜中におしっこをしたり、周りの木をばっさり枝おろししたにもかかわらず、1月12日に2羽のひな鳥が巣立ちを迎えました。時々見上げると、なんとなく中身があるように黒っぽかった巣は、ひながいなくなって、やはりすかすかのからっぽという感じになりました。それにしても、この一番寒い時期に、人の生活の目と鼻の先でよくも無事に育ったものです。 考えてみれば、過去にその周りの木で夏に巣作りしたときは、2回とも巣立ち直前をねこに襲われ、ひなの少なくとも一羽は命を落としたのでした。いずれも、我が家の仕事場から一メートルという至近距離で、どうやら彼らは人間を外敵から身を守る盾に使っているみたいです。ひょっとしたら、犬たちも利用されているのかも・・・・。 そして、秋にも繁殖するとは聞いていましたが、こんなに寒い時期でもひなたちは耐えられる強さを持っているのですね。それに、ひなたちを養うだけの食べ物もあるということです。ひなの最大の敵であるねこやカラス、猛禽なども、まさかこんな季節にキジバトが子育てをしているとは思わないのかもしれません。 そんなこんなで巣立ったひなたちは、まだ庭の中でうろうろしていていきなり走ってくる犬に驚いて飛び立ったりしています。彼らが一人前のキジバトに育つことを祈って・・・・。 マンサクのつぼみもふくらみ、