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7月, 2015の投稿を表示しています

夏休み

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暑中お見舞い申し上げます! 厳しい暑さが続いておりますがいかがお過ごしですか? 熱中症にはくれぐれもお気をつけ下さい。 さて夏休みには皆さんいろいろなところにお出かけでしょうか? やまね工房のぬいぐるみたちもいろいろなところで皆さんをお待ちしていると思います。 網走店にもたくさんのご家族連れの方たちに来て頂いています。 そして、昨日網走店に来店していただいたご家族の方たちなのですが、小学生(2年生ぐらいかな)の男の子がこんな言葉を残していってくれました。 ももんがのぬいぐるみを持っていたのですが いつも持っているらしく毛が丸まって毛玉のようになっていたので 「ブラシをかけてきれいにしてあげようか?」と声をかけましたらその子は「野生のままがいいから、いいの!」と即答しました。 野生のまま?・・・その子にとってそのももんがは生き物なんでしょうね。新たにえぞりすを買っていかれたのですがそのえぞりすも野生になるのはそう遠くなさそうです。 とても心和むひとときでした。(網走店より)

やまね工房のこれから

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5月の連休明けで女子美大の講師は自主的に卒業させてもらうことにしました。 7/27 朝日 首にならなかったのは有り難かったし、製作が難しい後遺症が残ってしまった現実を前に、講師の仕事は「出来ること」だと思っていたのですが・・・だんだん時間が経過して、脳が現実を理解できるようになっきたらしく、助っ人の必要性や通勤のリスク、長時間の通勤などに現実性が無いと気付きました。 本当はもっと早く決断するべきだったのかもしれませんが、この、突然の事故みたいな「病・・・くも膜下出血」が原因なので、仕方ありません。 通勤というリスクなしで、現実的に、「出来ること」を探さねばなりません。 それは、もちろん、生活の糧を生み出すような仕事。と、もうひとつ。 わたしがやまね工房を作ったときに考えたこと。 生命として地球に生まれたものとして、その存続のために、役に立ちたい。 この現代社会で「生きる」ということには、多くの矛盾があります。 多くの野生の生きものは、生命体としての地球の循環に、参加する、というよりはその一部となって生きていますが、現代の人類はたぶん、唯一それに参加していないからです。 感受性が強い人はさらに、生きていること自体が、地球の存続を妨害しているように感じてしまう、という矛盾。 現代の科学技術を持ってすれば、循環を促進して、それに参加することも可能なはずなのに、なぜそうできないのだろう? 2011年の東日本大震災のあと、もしかしたらそのような社会に転換出来るかもしれない・・・と思ったのですが、現実はそんなに甘くなくて。 でも、小さな日常の中で、確かに考え方を転換した人たちもいると感じるこの頃。 この肉体では出来ることはそんなにないけど。 「やまね工房」は、小さなぬいぐるみ屋だけれど、物作りだけではなくてこれはわたしの「生き方」みたいなもので、展示やブログでの「表現」が全部セットなのです。 工房窓枠のヘブンリーブルー 「やまね工房」を始めたときは、こんなふうな仕事の仕方は、なかなか理解してもらえませんでした。メーカーになりたいのか、デザイナーになりたいのか、作家になりたいのか? どれかひとつではなく、全部=わたし自身みたいな。結局欲張り? ある意味、会社を私物化しているようかもしれないけど。

ツシマヤマネコ

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久しぶりに作品の原稿です。 2014年 年末、しばらく前に納品した、「ツシマヤマネコ体重入り」が、修理の依頼、ということで工房に帰ってきました。 教材として製作したもので、対馬で保護された野生個体を資料として製作した、リアルなものです。対馬の野生生物保護センターと、繁殖例のある井の頭動物園に納品しています。 このうち、対馬のセンターから帰ってきたそれは、野生ネコの体重で体表の化繊生地はつぶれ、あちこちほつれてぼろぼろです。 教材という性質上、あまり状態の悪いものは適さない(変色したりはげたりした剥製標本もそうだと思います)という判断で、修理することはお断りさせていただきました。 で、その代わり、最近の例として、小笠原のアホウドリ雛で試した、リアルで重くないぬいぐるみのいわばレプリカと、体重を体感するための重り入りそれ風バッグの組み合わせが出来ないかな~、と考えました。 で、2階のデッドストックの中に、前回試作で作成した、ツシマヤマネコ頭部と子猫のパペット作りかけ、を発見しました。 最近は生産の現場が国内になくなってしまったので、良質の材料が手に入らず、製作そのものがどんどん難しくなっています。 その上、なかなか改善しない自分の体のこと、在庫の中から使えそうな材料を引っ張り出して、新しい型を作り、以前のように彩色で仕上げることも難しい。このデッドストックを何とか生かせないかな~、と考えました。 で、途中、猫好きな比較的近所在住の「助っ人」の力も借りながら、何とか製作して。 「春ごろ」の予定が初夏にずれ込みましたが、何とか納品にこぎつけました。 小学校で、実際に教材として使われいる画像もいただき、掲載の許可をいただいたのでご紹介させていただきます。

久々の原稿

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絶好調の5月半ばから、一転して絶不調の5月後半・・・ そして、どうしたらよいのかわからないまま6月はじめに病院へ行き、そのまま6日ほど入院しました。 絶好調にまかせて動き過ぎ、宇宙飛行士を目指して階段の踏み台昇降を繰り返し・・・スマートフォンのアプリで万歩計を手に入れたせいで、数字に振り回された、ともいえるかも。 7月のはじめに友人たちと網走行きを計画していて、母も、おそらく最期の網走になるだろうから、一緒にと。みんなの好意がうれしくて。 二週間くらい、3000~5000-歩、一番多い日は5800。 ほんとに絶好調だったのに。 で、5月の終わりに、美大の講師を卒業して(これについては別に書きます)、そのとき頂いた花束の中に入っていたミントゼラニュームを、ベッドわきの縁側で挿し木にしたのですが・・・ほぼ活着していたそれが枯れてしまうほどの砂漠の風が吹いたのでした。 思えばその時、汗をかくくらいに運動しなくちゃと思っていて、十分に水分を摂っていなかったのですね。 病院で検査を待つ間、車イスに座っていることも苦痛で、ベッドに横になっていても、どういう姿勢なら楽なのかわからない・・・ 頭が重たくて(痛いとかではなくて、物理的に重い)、体中が痛み、食欲は全く無くて、目や口が渇き、目を開けていることも辛い・・・ 点滴をしている間は少し楽になるが、終わるとたちまち元の状態に。 で、退院の許可が下りても家に帰る自信がなかなか帰ってこなかったのですが・・・ というか入院の必要がそもそも無いと言われたのですが、食事の支度など、家事が出来る自信もなくて、母は急きょデイサービスでお世話になっている介護施設へ「ショートステイ」するはめに。 それからかれこれひと月半、最初は前回の退院時よりひどい状態で、ああ、すごろくで言えば振出には戻らないものの、リハビリ病棟に移ったころに戻ってしまった、の感がありました。 何より、一度改善を体験した後だったので、最初のときの希望が砕けてしまい、精神的に落ち込んで絶望感に支配された感じでした。 「腑抜け」ということばがぴったりくる感じ。 そうすると、今まで身の回りに起きていると感じていたミラクルも、さっぱりやって来ず。 でもきっと、それは気持ちの問題だって、考えられる程度には回復しました。 そして、

春はどこから〜さとやま便り〜色鉛筆版ダウンロードできます

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2013年 解離性くも膜下出血に倒れ入院した際、自主リハビリとして自身の著作である「春はどこから〜さとやま便り〜」を色鉛筆で塗り直しました。 当時のいろいろな出来事は プロフィールページ にまとめました。お時間あればご覧ください。 せっかくですから、皆さんにも見ていただきたいと思いましてダウンロード出来るようにしました。 こんな感じです。 ダウンロードはこちら 見方など 画面上部に操作ボタンが表示されます。お好みの方法でご覧ください。 ダウンロードの際、Googleドライブの警告(30MB以上でウィルス云々)が表示されますが無視してくださって大丈夫です。

ラブバードテルアキ展・網走のお知らせ

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ラブバードテルアキ展・網走 以前に行われた展示の様子 以前に行われた展示の様子 期間:8/1(土)〜9/27(日)10:00〜17:00 休み:9/24(木)・期間中の毎週水曜日(やまね工房の定休日です) 会場:やまね工房ギャラリー(〒093-0000 網走市湖の口) つぼみ工房 田中照顕さんより ラブバードは小鳥をモチーフにした木彫、彩色のアクセサリーです。 やまね工房での2年毎の展示会も恒例となりましたが今回は私が日頃撮りためた網走や知床、道東の写真にラブバードを止めたコラボレーション展示をお楽しみください。