庭の柚の木にもっとぎょえーっ!な遺留品・・・

数日前、花見のお客さんとともに庭を巡り、柚の実を差し上げようとしてふと木の下を見ると、あちこちに小さな羽毛がちらばっていました。何者かがここで狩りをしたようです。

犠牲者は小鳥のようだし、狭い柚の枝での出来事ですから、だいたい犯人の目星はつきます。そして、柚の実をもごうと枝に手を伸ばしたとき、そこに件の遺留品が・・・それはなんと足と内臓付きの羽毛のかたまり!!ぎょ、ぎょええ~~~気の弱い方はご覧にならないでください(一応画像も処理しています)、というようなものでした。


俗に言う「モズのはやにえ」、ちょうどベランダの落としものの話から、はやにえの会話をしていたあとだったので、もうびっくりです。縄張り宣言とか貯食とか、いろいろ言われているようですが、実際のところはモズに聞いてみないとわからないというもの。

翌日、この件についてはすぐに結果が出ました。翌朝すぐ近くの木蓮のてっぺんで高鳴きしているモズを見つけ、昨日のはやにえを見に行ったら・・・無い!のでした。一方、犠牲者の身元は?と散らばった羽毛を集め、その中に淡いブルー・明るいオレンジ・白を見つけました。メジロでも近頃声を聞くカシラダカでも、ウグイスでもないし、どうやら外来のガビチョウやソウシチョウでもなさそうだし・・・この色を持つ冬鳥と言えば・・・ああ!あのかわいくて大好きなルリビタキ!!青い羽毛は少なかったし、お間抜けにつかまっちゃうところから見ても、たぶん今年生まれの若鳥でしょう。

ルリビタキと言えば、冬の季節、かごを編むために蔓を集め、薮の中を歩いていると目の前までやって来る彼ら。たぶん、大型の獣などが地面を掘り返したり、泥浴びをしたりするところにやってきて、掘り出された虫や身体に着いた虫を食べるのでしょう。わざわざ目立つように目の前を行き来する彼らに、そんなメッセージを感じたのを覚えています。きっとそんな好奇心で、いろんなものまねをつぶやいているモズの近くに行ってしまったんでしょうね。翌日すぐに回収されたことや、内蔵の色が鮮やかだったことから考えると、狩りの直後に人がやって来たので、モズはあわてて食べ残しを柚の棘に刺して行ったのかもしれません。

おじゃまいたしました。合掌。

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