さとやま暮らし

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2009年10月15日木曜日

「物語る庭」小林重予 個展

20年来の友人「小林重予」さん(札幌在住)による個展があります。多くの人に観ていただきたい!と思いましてお知らせします。

◆「物語る庭」小林重予 個展 ◆

会期:10月10日日~11月8日
   会期中の休館日:10月13日(火)、19日(月)、26日(月)
内容:日記画400点
立体:近作中心
原画:鬼のいる庭55通と詩から生まれた立体
小林私物:植物にまつわる書籍他100冊くらい。道具、種、模型やコレクションの品々多数

ゆっくり眺め、本を読み鑑賞すると2時間くらい時間が有るといいかと思います。是非ゆっくり時間を作っていらして下さい。

同時開催の子供の短歌コンテスト作品がこれまたとても面白く、思わず笑ってしまう作品が盛りだくさんです。

自由参加型として、短歌つくりや言の葉を繋ぐコーナーも有ります。

小林会場滞在日
10月10,11,17,24,31、11月1,8日です。

場所:北海道立文学館
〒064-0931 札幌市中央区中島公園1番4号
Tel. 011-511-7655 Fax. 011-511-3266



★鹿児島より岡田氏来道!!詩の朗読会あります!
小林重予(造形作家)×岡田哲也(詩人)クロストークと朗読
日時  10月24日(土)14:00~
会場  北海道立文学館講堂(定員60名)
費用  無料
☆♪申込方法  10月10日(土)より℡(011-511-7655)に受け付けます
前のエントリー(網走からのお知らせ「ガラスの手仕事展」-とんぼ玉とガラスフュージング-)と被りますが、芸術の秋ということで!お楽しみ下さい!

*小林さんは、11月に東京でも個展を開かれます。詳しくは後日改めてお伝えしたいと思います。

「ガラスの手仕事展」 のお知らせ

やまね工房 網走からのお知らせです。
TOPページでもご紹介させていただいていますが、「ガラスの手仕事展」が始まります。

「ガラスの手仕事展」-とんぼ玉とガラスフュージング-
ガラスフュージングkiririの桐山里美さんいなほ硝子工房の稲沢越子さんによる、「ガラスの手仕事展」を開催いたします。
期間:11月2日(月)~11月10日(火)
場所:やまね工房 北海道網走市湖の口
Tel 0152-44-6668  Fax 0152-44-7769
営業時間 9:30~16:30
桐山さんは、カットした板ガラスを窯で融合させて作るフュージングの技術を使っ て、皿やフラワーベース、万華鏡など製作。

【桐山さんの作品】








稲沢さんは、ガラス棒をエアバーナーで溶かして作るとんぼ玉で、 花や蝶、雪の結晶などをモチーフにストラップやネックレスなど、 アクセサリーを中心に作品を制作しています。

【稲沢さんの作品】




今回はクリスマス雑貨も加えた楽しい作品も展示しています。 ガラスを素材に作る、明るく楽しい作品世界、ぜひ御覧になって下さい。

庭の近況

しばらく虫の話題が続いたので、花の画像を・・・お届けします!

ネリネ/ローズ色と暗いパープルの2色咲きで高性の、個性的な花・・・ネリネはダイヤモンドリリーという別名があり、キラキラ光る花弁が特徴です。ヒガンバナに似ているでしょう?ご親戚です。南アフリカ出身、とても長持ちしてだんだん色が濃く変化します。

セルレア色(ブルーパープル)のクラスター咲き(かたまり咲き・・・小輪が房に咲く)カトレア。名前はカトレア・ポーシャ・セルレア/ブルースカイだったかな?個体名がついているのだけれど、うろ覚え。今年で3回目の花です。ひょろひょろと背が高くなるので置き場所が・・・温室がなくても案外窓辺で十分育ちます。

今年のパンジー、小輪でブルーとホワイトになる交配種。小輪と中輪との交配。

ビオラ・カルカラータうさぎと川越さんにいただいたコーソン系のブルーの交配。8月20日に種を播いて、十月の初めに花が咲いたので超早咲きです。1.5㎝くらいの大きさで、最初は白く、だんだん紫が濃くなります。とても長保ち。

こぼれ種を拾った兄弟、微妙な色です。小輪パンジーのサイズでしょうか。

わたし好みのきれいな水色。ビオラサイズだけれど、パンジーの趣。

明るいアプリコット色の中輪パンジー、ピンクシフォンの色変わりです。

花径2㎝くらいのとってもかわいいダブル咲き。中間色のオレンジ系。

去年の「青の系譜」ブルー&ホワイトの小輪パンジー。

「花ちらし」と名付けた、ホワイトフェイスのピンクフリル咲き小輪パンジー。

今年は7月の末に最初の種を播いたので、パンジー・ビオラの開花が早いです。
台風の前に秋の長雨的な雨が続いて、ちょっと病気になりそうなものもありますが、このところぐっと気温も下がり、追肥もしたのでこれからは開花が楽しみです。
最初の種まき後、ちょっとさぼって次の種まきが8月20日と、1ヶ月も空いてしまいましたが最初の種が遅れて発芽したり、出ないと思って追加で播いたりしたので思いの外数が増えてしまい、移植と置き場に四苦八苦の毎日です。
オープンガーデンに合わせて、一年草の種や球根もいろいろ仕込んだので、これから年末までは庭仕事がメジロ押しです。

そういえば庭にもメジロを始めシジュウカラなど秋冬の常連がちょいちょい顔を出すようになってきました。彼らを見ていると、寒くなる前に作業を急がねば、と急かされるような気がします。

2009年10月13日火曜日

台風のあと

仕事場の窓辺にジョロウグモが巣を張っています。今頃は♀のジョロウグモが巨大に成長し、同じ網のはしっこに極小さくて見つけるのに苦労するような♂グモが同居していたりします。

彼らは噛みつくわけでもなく、見た目はちょっと気持ち悪いけどまあ個性ということで・・・しかし、その網は困りものです。オニグモのときに調べたら、彼らも早朝に網を張り直したりしているらしいのですが、とにかく庭の至る所、ちょうど通り道に張られた彼らの網は光線によっては見えにくく・・・顔を直撃!眼鏡にべったり&頭にクモ!でパニック。

この季節庭を歩くのにはちょっとした棒か木の枝で露払いをしながら、というのが常識。でもしょっちゅう忘れて「うわ~~~~~」。

でもそんな彼らですが、秋の真っ青な空の下色づいた枯れ葉を網に載せ、じっと物思う(ように見える)姿は、冬が近づく晩秋の風景として美しいものです。寒い朝は網に朝露が乗り、きらきら光ったりして。
で、そうそう今日の話題はジョロウグモではなく、その窓辺にいた奇妙なクモのことです。


今年は夏以来なぜか虫に縁があり、昆虫ではないものの、クモにもなにかと親しんでまいりました。嫌いな方にはホント申しわけないのですが、よく見ると虫たちの美しさには長い進化の歴史があるせいか、驚くバリエーションと工夫?の数々・・・まさにセンスオブワンダー!!

そのクモは、一見ジョロウグモに見えてどこかが違う?模様も違うしちょっと小ぶり。色もなんだか変?いままで見たことがないし、ジョロウグモよりずっと上品(ジョロウグモごめん)で美しい。そこで、枝にからめとって撮影し、ネットで検索。ジョロウグモの仲間はアシナガグモ科というものらしく、どうやらこの仲間くさい。それでその仲間の中にシロカネグモを見つけました。

いくつか種類があるものの、その中にぴったり合致するものがあり、それは「オオシロカネグモ」という名前でした。なんでも渓流の周りに住む、とあります。家の近くに渓流はあるのですが、隣接してはいないのでたぶん今までは見たことがなかったのでしょう。きっと前日の台風の嵐で飛ばされて来たんですね。網戸に張り付いて途方に暮れていた感じです。


そして、このクモは興奮すると背中の模様が変わるのだそうです。白地に木の枝みたいに見える模様が、薄くなったり太くなったり・・・。足を伸ばして擬態しているようです。模様はやっぱり影のつもりでしょうか。からめとった枝の下側に下側に回り込もうとして、背中の模様を撮るのに苦労しました。


この世のいきものたち、まだまだいろんなやつがいて、見たことないのや変なのや、おもしろいやつがいるんだなぁ、と思ったことでした。


さて、やまねのお話に補足。

思い出したのですが、冬眠するときのやまねについて。
彼らは、満腹したり寒くなったりで、うっかり寝ちゃうときはともかくとして、本格的に冬眠するときはほぼ同じポーズをとるようです。たくさんの例を直接見た訳ではないので断言は出来ませんが、真剣に(?)冬眠するとき、彼らは尻尾を下に敷いてその上に頭を地面に巻き込む感じで丸くなり、ほとんど毛玉の状態になります。

つまり、手足も耳もみんな畳んで体の襞と毛の中にしまい込むのです。気温が下がって零度以下になると、地面と一緒に彼らの毛の表面も凍り付いたようになります。いつか見せてもらったそんな姿の彼らは、どこに手足があるか、耳があるか全くわかりませんでした。そして、摂氏5度以上になると、外気温を感じて目の上の感覚毛(眉毛?)あたりから徐々に体温が上がり、呼吸がだんだん速くなって丸まった体がほどけてきます。

まるで、冷凍やまねを解凍するような感じ。この様子はNHKのテレビで放送されたことがあるので、ご覧になったかたもあるかもしれません。自らの生活の中に「冷凍仕様」があるなんて、まさにワンダーですよね。ほ乳類とは思えない・・・

2009年10月12日月曜日

オニグモの調査結果

オニグモについて、一年でその生活史を終えるのかはたまた何年も生きるのか?
調べてみようと思いつつ、なかなか時間がとれなくて。
ようやく「アニマルライフ/平凡社から週刊で発行された百科事典」をめくる機会があり、オニグモの記載を見てみると・・・

彼らは秋に卵を産み一生を終えるのだと。たぶん彼女も天に還ったのでしょう。
子グモは6月頃に卵嚢から出て、小さな網を張るなどして成長し、夏に♀は急に大きくなるのだそうです。それで、突然現れたように見えるらしいです。
それから、夜網を張って朝たたむのは関西方面のオニグモ、時々たたむのは関東地方、東北より北のはたたまない、という傾向があるんですって!もっともたたまないクモも、その都度新しく網を張るのだそうで、取り込みながら新しく張るらしい。粘着力が落ちるのかしら?

いやいや、たいしたもんです。オニグモさん。
ちなみに、空中に丸い網を張るのはこのオニグモなどコガネグモの仲間とジョロウグモなどのアシナガグモの仲間だけなんですって。あとは待ち伏せしたり落とし穴だったり、投げ縄だったり、いろいろ。オニグモの仲間にもアカオニグモとかアオオニグモ、ビジョオニグモとかきれいな

色や名前のやつもいるんだそうです。

2009年10月7日水曜日

ネイチャー&サイエンスカフェVol.19

ネイチャー&サイエンスカフェ10月のお知らせがきています。
今回はいきものとは関係ありませんが、もし興味がおありの方がいらっしゃれば・・・

N&Sカフェからの便りを転載します。

暑さと喧騒の日々も終わり、過ごしやすい季節となりました。
夏の疲れが出やすい時期ですが、皆さまお変わりないでしょうか。

さて、10月のネイチャー&サイエンスカフェのお知らせです。
今回は地図研究家の今尾恵介さんをお招きして、線路を軸に鉄道のお話をしていただきますが、鉄道旅行でも地図上の旅行でも、新たな楽しみ方が加わること間違いなし。
どうぞお楽しみに!




【講師】今尾恵介氏
【日時】2009年10月27日(火)19:00~20:30
    (18:30開場)
【場所】モンベルクラブ渋谷店5Fサロン(03-5784-4005)
    東京都渋谷区宇田川町11番5号モンベル渋谷ビル 地図
【参加費】一般1500円(1ドリンク付)
     モンベルクラブ会員1200円(1ドリンク付)
【お申込み】moon@n-shinko.com
以上!

2009年10月6日火曜日

やまねのお話し


先日の、「やまねについてのお便り」をご紹介したところ、やまねの分布などを研究されている方からもお便りをいただきまして、せっかくですのでやまねについてのお話をいただければとお願いしてみました。

以下はSさんのお便りです。
ヤマネは自分より大きい蛾とか小型の野鳥を獲物にした時など、お腹いっぱいに食べるとその場で数日寝てしまったり、急に寒くなると行き倒れて、たとえ雪上でも地面上でも休眠してしまい、家屋内に現れても人目に付いてしまう場所で眠りこける。
同じネズミ(齧歯目)目のネズミ達の方が人を警戒し、人目に付かないように行動をしているのに比べると、余りに大胆不敵で無頓着のような感じがあります。人目に付くということはヤマネの天敵の動物の目にも付くということで、格好の餌食となり当に絶滅していてもおかしくはない種のように感じます。

それが何故今まで生き延びているのか?、繁殖力もネズミに優っている訳でもなく、歯も堅果類を食べれるほど強くもなく、盲腸がなく繊維質の多いものも苦手と聞きますと、ヤマネの生存自体不思議です。でも何がしら種としての優位点や頑強さがあって、これまで生き抜いている動物だと思います。
ですから「人が守らなければならない」考えは人間の高慢・驕りでしょうし、ヤマネからしてみても「バカにしないでね!」と思われているかもしれません。

ただ現に私達人間が人間勝手な行動をして、ヤマネ達動物に迷惑をかけているのは事実です。自然に対しての謙虚さ・恐れを再認識する時代だと思います。

Sさんありがとうございました。

やまねを巡る環?・・・和?ということでわたしも今まで見てきたやまねに対する所感を・・・下記に。

わたしはもう20年以上ぬいぐるみのやまねを作っていますが、実物と自然界で偶然に遭遇したことは残念ながら一度もなく、今までに実物を見たのは訪ねた先にたまたまいた、建物に入り込んで眠っていた個体が2回ほど。ほかにやまね研究者・(現やまねミュージアム館長)湊先生による飼育個体を数頭、そして調査におじゃましてやっぱり寝ている姿の5頭ほど。
あとは画像や写真などの資料・・・ということで、実際そんなに詳しくはないのですが・・・

印象としては、そうとう変な生き物です。

わたしの印象では、彼らは「ナマケモノ」のごとく、代謝を思い切り低くして、普通の生き物が捕食者から逃れる方法=素早く逃げる・・・というのとは対局の、つまり動かない逃げないという進化を選択したのだろうと感じました。湊先生によると臭いもすごく少なくて、雪の下などに隠れると天敵に発見されにくいのだそうです。その上寝ているときは呼吸もゆっくりだし、動く気配で獲物をしとめる天敵にとっては、まさにそれを逆手にとった忍者戦法と言えるんじゃないでしょうか。

中途半端に素早く逃げるより、ほとんど動きを止めて背景に同化するほうがより効果的とも思えます。きっと彼らはそれによってこそ今まで生きてこられたのではないでしょうか。より素早く逃げられるように手足を発達させるのではなく、とりあえず眠ってゆっくり考えよう・・・
一方、起きているときの彼らは枝の下側を走り回り、あるときは昆虫を狩る狩人。枝先から幹へ飛び移る姿はこれからコウモリやモモンガみたいに空を飛ぶつもりか?と思わせるものもあり、彼らの積極的進化の可能性がまだあるようにもみえます。
こんなところが、彼らをとても変なやつと思わせる理由ですね。
人から見たらなんておまぬけなんだろう・・・という彼らの姿も、たぶん一生懸命積極的に考えた(?)結果であって、今も生きているということはたぶんそれが正しい選択だったということでしょう。彼らの生活の中で、人間は敵でないばかりか相手にする対象でもなかったんでしょうね。

だからきっと全く頓着がないのです。(もっともヨーロッパでは食用にされたみたいですが)
いずれにしても、空を飛ぶコウモリや、地中に住むモグラ、人間たちよりよほど長く地球に暮らす生き物たちの高度な進化は驚くべきものです。
人はもっと彼らを尊敬しなくちゃですね。

秋の夜長、進化の歴史を思って・・・うたた寝なんちゃって。

2009年10月5日月曜日

カメムシな夏の終わり

10月になってもまだヒグラシを聞き、いったいいつまで鳴くのだろうと期待してしまいます。
たぶん観測史上初、新記録だろうなぁ。

夜はコオロギ、アオマツムシ・・・♪

大雨のあと、木の葉もかなり落ちてすっかり秋の装いになった庭に気づき、そういえばオニグモはどうしたかしらとベランダの軒下をくまなく探しましたが、とうとう見つかりませんでした・・・オニグモの寿命はわかりませんが、大きな個体だったのでもしかしたら夏が終わる頃には天寿を全うするのかもしれません。
ジョロウグモなどは春先にコグモを見かけ、秋にはたぶん産卵して親は寿命を終え、卵で冬を越すのだろうと思われるので1年のサイクルで生活しているのでしょう。

オニグモのあの大きさを考えると1年であそこまで成長するのかな、とちょっと疑問。
数年のサイクルがあるのかもしれません。
いずれにしても、夏のうちいつもベランダのどこかにいたのに、姿を見かけないのはなんだかさびしいです。

アカスジキンカメムシ!!
じつは今日、3匹を最初に見つけたハシバミの木に放しました。
ネットなどで撮影された画像を見ると、どうやら幼虫で越冬しているみたいだし、あれからちっとも成虫になる気配はなし。
おまけにみんなでちゅうちゅうしていたハシバミの実は、青いものはおろか茶色く熟したものもすべてが落ちてしまって、一応水に挿した枝の葉っぱにとりついてはいるものの、このまま越冬がうまくいくかわからないので。
成虫になるところは見られませんでしたが、例の臭いを浴びせられることもなく、ときどきまるで考え事をしているように見える彼らは、小さな水槽の中のハシバミの茂みに住み着いて数週間を元気に過ごしてくれました。

こうして、なんともカメムシな夏は終わったのです。
ところで、カメムシはどちらかというとセミに近い仲間なので、口はストローのようで主に植物に挿してその樹液を吸い(中には恐ろしいことに肉食!の仲間もいて、体液を吸う!
田んぼのタガメもたぶん親戚・・・タガメ=田んぼのカメ-ムシ)、脱皮するときもセミの抜け殻みたいに背中から割れて中身が全部出るので、そっくり殻が残るわけです。

やまね工房 網走ショップより

そんなことで、季節感はあまりありませんが夏が終わり秋冬に突入です。
大きな台風が太平洋をうろうろしているので、植え替えたばかりの苗も心配です。
海の向こうでは大きな地震もあり、近頃は特大の台風がいきなり関東地方にやって来たりするので要注意。みなさん気をつけましょう!