さとやま暮らし

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2009年7月16日木曜日

奇妙なものをひとつ

これはなんでしょう?


ちょっと見にはなんとかコミックショーの、つぼから出てくるなんとかスネークみたいですが・・・

たぶん知っている人は少ないと思います。

答えはキノコ・・・・でありクモであり、クモの巣でもある。
つまり冬虫夏草の一種で、キシノウエトタテグモというクモの巣の中にいた主のクモがある種の菌類に寄生されてキノコになっちゃった、というものです。本体は姿が見えないのであんまり気持ち悪くないかな、と思いご紹介することにしました。

トタテグモというクモがいることは前から知っていましたが、わたし自身姿を見たことはなく、これを見たときにそこまではすぐ想像出来たのですが、図鑑で調べてもあまり種類は載っていなくて、インターネットで調べることに。

そしてわかったこと。

これはたぶん「キシノウエトタテグモ」であって、かつては里山に普通のクモだったこと。そして今はそのような環境が急速に失われたために、環境省のレッドデータブックで、準絶滅危惧種に指定されていること。またこの種は比較的いわゆる冬虫夏草になる菌に寄生されることがそれはたいてい梅雨の終わり、つまり今頃であること。

どこかのテレビ番組にありましたが、まさに「へぇー」です。身近な環境の話題。ちなみに、これはうちのスタッフKさんが自宅の庭で見つけて持ってきてくれたもの。冬虫夏草は漢方でも使われているので、もしかしたら使える?っていうところもあったようですが、それはある種の蛾の幼虫に生じたものがメインで、非常に気持ち悪いので、わたし自身はすごく効く薬だとしてもちょっと・・・いえかなり遠慮させていただきたい、っていう感じ。

これは形もきれいだったので、何かの役に立てばと思い、生命の星地球博物館のO氏に連絡してみました。聞けば、この頃はキノコもフリーズドライで標本になるとか。それで早速宅急便で送りました。

トタテグモは、網を張らずに地上にいわゆるわなを仕掛けて狩りをするタイプのクモです。種類的にはタランチュラ(トリクイグモ・・・鳥!)に近いらしく、うちにたくさんいるジグモにも似ています。
わなは自身の巣にもなっていて、ふたのすきまから外をうかがい通りかかったダンゴムシや、小さな虫を狩るようです。周りに苔がはりついていて、よいカムフラージュになっています。

狩りをするところを見てみたいですね。

この頃、キノコになっちゃうものがまとまって見つかっているみたいで、これも環境変化による減少の一因かも、と思うとちょっと悲しいですが。

2009年7月13日月曜日

お客さまの作品

先日、自作ぬいぐるみキットをご購入されたお客さまより完成したぬいぐるみの写真をメールでいただきましたのでご紹介させていただきます。




作者のコメント:
拙い作品で申し訳ない気持ちです(^-^;)

落合けいこより:
早速の製作ありがとうございます!
キットの製作は一気に作るのが正解ですね♪・・・途中で置いとくと完成しなかったり(経験者・・・とほほ)?とってもよく出来ていますね!
欲を言えば、ねずみのほう、目をもう少し上に付けたほうがいいですよ。
手に持ったときと置いたときでは見た目の位置が違ってくるので、真横から見て位置を決めることが大切です。あと糸をもっとぎゅーっと引くと耳も目も本当の耳や目のように体に密着します。ためしてみてね!

表情は好みもあるから10ぴき10種類、自分のがいちばんかわいくていいんですけどね、生き生き作るコツみたいなもんです。

やまね工房網走より:
作品画像を募集しています!作品画像にコメントを添えてメールで送付下さい。ご紹介させていただきます。

2009年7月8日水曜日

今時の庭

今頃は花が少ない季節ですが、白花ネムは色がなかったのでもうちょっと彩りのあるものをいくつか。

梅雨を吹っ飛ばす真っ赤なアマリリス!

もう終盤・・・フロックス・タペストリー(一年草のフロックス、渋い色が好き)

ブルーの原種スイトピー

ギボウシ(英名ホスタ)の花

緑青のような白粉がかかったような青緑色ギボウシの大きな葉っぱ

種から育てたヘメロカリス(日本原産カンゾウの仲間の交配種)もう20才以上

同じくヘメロカリス

同、惜しむらくは一日花、春に出る新芽は茹でて食べられます

フェイジョア(別名パイナップルグァバ)の花、花びらはうっすらシナモン味・実が熟すのは1秋遅く

2009年7月7日火曜日

これは何でしょう?










答えは白花ネムの花でした◎裏庭に1本、毎年夏の夕方に開いて昼間はしぼんだ花がいっぱい!

2009年7月4日土曜日

ふくろうの里帰り

タイトルを見ると落合けいこの記事のように思われるかもしれませんが、今日は網走ショップからの投稿です。

お店では、日々たくさんのお問い合せをいただきます。そのほとんどは、ぬいぐるみに関するお問い合せなのです。時々、心よりうれしいなぁー!と思えるお話しをいただくこともあります。

こういう時は、熱海工房で黙々と仕事に励む落合けいこへ連絡し「これはいい話だね、良かったねぇー」と喜びを分かちあいます。そういうわけで、やまね工房内で盛り上がった「いいお話し」を少しづつこのブログでご紹介したいと思います。

それでは、第一話「ふくろうの里帰り」

昨日、農家民宿アニマの里に宿泊されたお客さまなのですが、お客さまと一緒に宿泊したのは「ふくろうのひな50羽」でした。

ずらりと並ぶ、ふくろうのひな50羽

本州からご一家(?)総出でいらしてくださいました。

実はこのお客さま、以前にも何度か網走ショップにお越しいただいています。バイクの時もありますが、今回は車。旅先でふくろうのひなを見つけるたびに、ついつい買ってしまいとうとう50羽になったそうです。

お客さまのお話しですと、一つ一つ顔が違うので名前を付けているとのことでした。
しかも顔をみればどの子とすぐわかるのです。本当にかわいがってくださっているのだなぁとすごく伝わってきました。

たくさん居ると表情の違いも分かります

ぬいぐるみって全部同じでしょ?と思われるかもしれませんが、このお客さまの言う通り顔は微妙に違います。
ちょっと一言 - 【ぬいぐるみの顔が微妙に違う訳】
やまね工房のぬいぐるみは、製品になるまで多くの場面で手作業です。しかもふくろうは目をひとつひとつ加工しているので人の表情のように微妙な違いが生じます(おまけにふくろうは正面顔なので、ほら、お友達の誰かに似ていませんか)。この微妙な違いもやまね工房のぬいぐるみの魅力の一つだと思っています。お店に来られる機会がありましたら、ぬいぐるみの表情をチェックしてみてください。
本日、次の目的地へ向かわれましたが帰り際に51羽目のふくろうのひなを買っていかれました。お客さまのお話しによると折返し地点だそうです。

???ということは、いずれ100羽...

昨日の「ふくろうの里帰り」に、やまね工房は驚きと感動に包まれました。
ありがとうございました。
それから、100羽での里帰りお待ちするとともに、これからももっとかわいいふくろうを作らなくっちゃ!と思いましたよ。

2009年7月2日木曜日

ももんがもどき

最近、当工房の日本の野生シリーズをかれこれ20年ほど作り続けてくれているEさんがお願いしていた生地と一緒にあるものを送ってくれました。それは通販で購入したという本州ももんがのそっくりさん。

もどきちゃんと本州ももんが

横から見ると似てますね、これはたぶんオリジナルをばらばらにほぐして
全く同じ型より作っています


ときどき、お知らせしてくださるかたがあって、もうずいぶん前からそのようなものがあることは知っていました。

ももんがばかりでなく、やまねやおこじょ、ふくろうなど・・・なにしろやまね工房を始めたのが1985年で、そのときからやまね、ももんがとも工房の看板役者で、今なお現役というぬいぐるみは今どき珍しいんじゃないでしょうか。それは、彼らが創作したキャラクターではなく実存する野生の生き物に似せたもので、それが本来持っているかわいらしさを表現出来たからだと自負しています。

もどきちゃんの後ろ足は省略、生地も色は同じだけど作業性の良さそうな薄いもの

はじめの頃はコピーを防ぐために意匠登録したほうがいいと助言くださる方もあり、気になったことも事実です。やまね工房では商標は登録していますが、それぞれのぬいぐるみたちの意匠は登録していません。なぜかというと、ひとつは意匠登録にはお金も手間もかかるので、大量生産して大量に販売するのでなければすべてに対してそれを行うのは事務部門のない零細な生産者にはかなり負担・・・というか事実上無理。

また仮に登録申請しても、野生動物の場合創作したキャラクターと違うので意匠が取りにくい。それ以上に、日本では大量に作って意匠そのものを消費してゆく経済構造なので、登録していてもその効果が出にくい・・・例えば有名なキャラクターでも、コピーして大量に販売し、ばれてから逮捕されたとしても利益を生む、と言う事実。またわれわれのような零細製造者は、それを訴訟に持ち込む体力もエネルギーも、時間もない・・・そんなことをしていたら製造販売が出来なくなってしまう・・・ということで結局コピーが出ても無視する~で現在に至ったわけです。

ぬいぐるみ作りを始めたばかりの頃、作ったものを買ってくれる、とA社の社長がみえたことがありました。実際少しは納品させていただいたこともあったのですが、社長の考え方には納得がゆかずそのうちお取引も途絶えました。彼の持論はデザイナーはいらない、工場(当時すでに中国の工場を使っていました)に良い商品を持ち込んでそれを改良し前の商品より良い物にして販売すればよい、というものでした。そしてその後その人はみごとに日本の野生シリーズをコピーして中国で大量に生産し、そのほかにもたくさんの商品を作って日本で一番大きなぬいぐるみ屋さんになったようです。

コピーを作られるということはにせものを作るわけで、それはもとのものが本物として認められたっていうことでなんだよ、と言ってほめてくださるかたもありましたけれど。まあうれしいようなうれしくないような・・・というか、実際にそれを手にとるお客さんにはわからないわけで、中国の量産品で、価格も半分以下、営業のスタッフもいるから全国のいろんなところに本物よりずっとたくさん置いてある・・・と言う状況はけしてありがたいものではありませんでした。でも、おかげさまでやまね工房は今でもやまね、ももんがを作り、かれらは今でもお客さんにかわいがってもらい、そしてとはきどき修理に帰ってきたり、どこかで迷子になってべつの人にかわいがられたり、しています。これはとてもうれしいことです。

毛足の長さとか頭の骨がありそうに見えるところがやまね工房のももんが
(動物の目は大事なものなので、生きているうちは頭の骨の中に入っています)

去年のことです。A社の社長がアパレル某有名ブランドのコピー商品を作って逮捕され、会社が倒産したと聞きました。残念ながら、有名ブランドでないわたしたちにはなにもできませんけれど、ものを作っていてこちらのほうがずっと幸せ、と胸を張って言えることは確かです。

う〜ん......絶句

このももんがもどきを見てA社の社長を思い出しました。倒産したとはいえ、日本でいちばん大きなぬいぐるみ会社だったのですから、何かのかたちで続いているのでしょう。そんな気がするももんがもどきです。

2009年7月1日水曜日

ブルーグリーンの卵


久しぶりの晴れ間に犬たちと近所を歩いていたら、道路にきれいなブルーグリーン色が・・・よく見たらそれは卵の殻でした。

ひなが孵ったので親鳥が捨てにきたのでしょう。

ハトの卵より少し小さいくらいのそれは、たぶんイソヒヨドリの卵。卵図鑑で調べたらムクドリの卵も同じような色でした。青い鳥は青い卵を生む~というわけでもないようですが、どうしてブルーなんだろう?保護色でもなさそうだし・・・それにしてもとってもきれいな色だったので、思わず拾ってきちゃいましたよ。