さとやま暮らし

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2009年1月30日金曜日

「外来生物」自然についてつらつら考えたことなど

遅れている庭仕事のことを考えながら、どこから手を付けようかと迷って手も付けられず、ぼーっと裏山を眺めていた午後のことです。

ヤマガラのおしり
もっと良いカットを撮りたかったのですが、じっとしていてくれないので撮れた
のはこれ一枚。ベランダからズームで撮りました。


チュリチュリ・・・みたいな小鳥の声がして、庭との境である崖の薮に目をやると、小鳥の群れがいます。

この季節、たいてい群れている冬鳥の仲間、カシラダカやアオジなどホオジロの仲間とはどうも声が違う。何だろうと思ってそっと近づくと、20羽くらいの小鳥たちは、なんと胸が真っ黄色!えっ!何これ?どこかで見たことあるぞ・・・ソウシチョウ?ってなわけで早速ネットで調べたら、数年前から箱根界隈には出没しているようで、神奈川方面から分布を広げつつある「帰化鳥」であることが判明。

ああ、ガビチョウに続いておまえもか!ソウシチョウ。しかも20羽の群れとは・・・すっかり日本の鳥ではないか!

こどもの頃、小鳥店で竹かごに入っていた、ウグイスの仲間で声の良い小鳥・・・だったソウシチョウは、再会したときすっかり「日本の野鳥」でした。インドなどアジア原産。

まあ、温暖化のせいばかりとも言えないと思いますが、発見したとき思わず「ここはインドか?」とつぶやいてしまいましたよ。マンゴーとか熱帯果樹でも植えるべき?とか。鳥や昆虫、羽があって自由に移動出来る連中は、素早く環境の変化に対応出来る、という見本みたいなものですね。

もちろん、円高やバブル景気で、外来生物輸入大国のことですから、たくさんの外来生物たちが本人たちの好むと好まざるとにかかわらず連れて来られた経緯もあるとは思いますが、そのほかにいろいろな要因が重なってこういうことになったのだろうなぁと。

例えば、
人の周りの環境が、長いこと保たれていた農業中心の里地、里山を失い、植林地が荒廃して、本来の生態系をくずしていること。

気候の変動が急激であり、都市部では特に暖かく、熱帯出身の生物が越冬出来ること。人々がこれらの生物たちに無関心、もしくは友好的であること。
などなど。

とにかく、いくつかの理由が複合的に作用して、地球上の生物は進化の歴史よりも早い速度でその形態や分布を変えているらしい。と思う。

そして、外来生物ばかりでなく、鹿やイノシシが町に出てきたり、在来の生き物たちもその生活を変えようとしている兆しが見えます。

ちょっと葉っぱの方にピントが~園芸種のつばき
名前は「デビュータント」社交界にデビューした初々しいお嬢さんのことだとか、前にと誰かが言っ
てました。


人の体も自然環境も、微妙なバランスで絶妙に維持されている生命体。

それがどこかひとつ、ずれただけで崩れてしまうもろいものでもあり、地球の歴史とともに生き続けてきたたくましいものでもあり。たくましさを信じたいとともに、修復の必要があるとすればどれだけ時間がかかるのだろうと深い淵をのぞいた気分でした。

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