ホントに暑いですね・・・

夏は暑くて当たり前・・・ですが、それにしても暑いこの頃。残暑お見舞い申し上げます。

北海道、オホーツク方面は今夏とても涼しいようで、夏の間丸ごと移転したいくらいですが・・・あまり涼しい夏というのも農作物には困ったもので。



とにかく極端なことです。7月までは雨ばかりで妙に気温が低く、日照も足りなかったので、夏野菜はちっとも育たず、8月になったら日照りでこれまた葉っぱが枯れるという悪条件。暑いの大好きなニガウリはようやく調子が出てきたものの、我が家の株はいまいち遅れ気味で夏ばて対策のゴーヤはお隣の収穫をおすそ分けいただいている状況です。

こんな暑ーい夏ですが、今年のセミたちはやっぱり少し変です。まず、6,7月が寒かったせいかいつも6月中に鳴くニイニイゼミやヒグラシがなかなか出てきませんでんでした。やっと出て来たと思ったら、もう7月半ば・・・8月には普通ミンミンゼミやアブラゼミと交代するのですが、今年は8月になっても特に早朝ヒグラシが必死で鳴いています。そして、ミンミンゼミが多く、アブラゼミは姿は見るのですが鳴いているのはいまひとつ元気がないみたいだし。

それに、いつもならお盆過ぎからお彼岸まで鳴くツクツクホウシが8月になったらすぐ庭で合唱しています。なんだか早いのは遅く、遅いのは早く出てきているみたい。そして、なんとなくみんな少しあせっている感じがします。気候がどう変わるかわからないから早いとこ出とこ、みたいな。

この暑いのに、海岸沿いの川面に赤とんぼが群れていたり、庭のエゴノキ(花はいっぱい咲いたけど、実は全然成っていない)に、いつも秋に来るヤマガラがすでにやって来たり・・・この暑さと雨の少なさから考えても、今年の山の実りはどうやらあまり良くなさそうな気がします。そして、いきものたちの動きを見れば、秋が早くやってきそうな気配もあります。お盆をひかえて墓参の帰り、付近の山里で「有害鳥獣駆除」のハンターたちを見かけました。今年も山のいきものたちにとって受難の秋にならなければいいけれど。ちょっと不安なこの頃です。

さて、草ぼうぼうの我が家の夏、定番の滞在者と珍しいお客さん話題をひとつ。

定番のほうはきらいな方には申しわけない・・・がま子ことヒキガエル。
今年は大きい倉庫と小さい倉庫の下にそれぞれ一匹ずつ2匹が滞在中。数年前に巨大な威風堂々とした「ヤマカガシ」がやってきて、家の周りにいた数匹の大きながま子たちは一度に姿を消してしまったのでしたが。そのとき難を逃れたちびすけたちが大きくなったのか、それともよそからやってきたのか。とにかく夏の庭の定番が帰ってきました。不在がなんとなく寂しく、製作したコットンのがま子とでっかい定番とを対面させたせらどうなるか、と思って・・・ちょっと暗いけど近くに置いてみました。



結果は~無視・・・だったけど。どちらもデカイ!


もうひとつ、珍しいお客さんのほうは「玉虫」。



以前は夏に裏庭の紅葉の木に飛んでくるのをたまに見かけたものでしたが、ここ20年くらいはほとんど見かけなかった極美の昆虫。耳の近くでブ~ンという大きな羽音を聞き、えっスズメバチ?と固まったところ、ちらっと見えた極彩色の金属光沢にタマムシ!と直感しました。地上2メートルくらいのところに舞い降りたのを確認して、そっと手で掴み、しばし強制的にご招待して画像に納めさせていただきました。お腹の側も極彩色金属光沢。どうしてこんな彩りになったのか、見れば見るほど不思議。



スズメバチの羽音、で気がついたのですが、今年は蜂がとても少ないように思います。刺されて痛いのはいやだけど、蜂が少ないと実りが少なかったり、肉食の連中がとってくれる害虫が増えたり、やっぱりバランスが崩れちゃうんですよね。蜂にとっても暑すぎるんだろうか?それとも前半の寒さが効いたのか??エゴの実が少ないのもそのせいかもね。今年はスダチもほとんど成ってないし。急な秋に備えて、パンジーの種蒔き準備もしなくちゃね、と長期予報の残暑が長いっていうのとどっちが当たるかしら・・・なんて悩みつつ。猛暑にも少し慣れてきたこの夏です。

そうそう、昨日久しぶりにヤマアカガエルのちびを見ました。たぶん去年生まれのおたまが育ったものです。元気そうで安心しました。今年のももうちびちびガエルになっているはずですが、今年はおたま池の水も減ってしまい、草某々でしばらくおたま池へはご無沙汰です。

まとまった雨が降ったら、スタッフのKさんに分けてもらったメダカを分散放流しようかと考えています。

コメント

  1. 私はお隣の山梨なんですが去年ぶかっこうに飛ぶヤマトタマムシを見てまだいたんだなあと感動しました。
    その前見たのは30年ほど前に静岡の神社の木に5〜6匹の群れがとまっているのをみたきりでした。
    山梨では昔高価な着物の虫除けにタマムシの死骸が着物にはさまれておかれている習慣があったのですが、その頃にはたくさんタマムシがいたんでしょうね。
    あんなに目立って、あんなに飛ぶのが下手ならさぞかし捕食者に捕まりやすいと思います。
    姿を見れなくてもいいから、いつまでも生き残っていてほしいものです。

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  2. 内田さま
    「玉虫の厨子」を再現したというような話を最近新聞記事で見たような記憶があります。
    一面に貼り付けるほど、どうやって集めたのか・・・人目に触れないだけで、じつは居るところにはたくさん居る、んだったらいいんですけどね。
    いつか大阪の交野というところへ行ったとき、桜の木の下に数匹落ちていて、拾って帰ったことがあります。もちろんもう命はありませんでしたが。タンスに入れておくと衣装が増えるとか、着る物に困らないとかいう因習もあって、小さな小皿の中にずいぶん長いこと入れておいたのですが、去年の大掃除でとうとう土に帰しました。少し色が褪せたものの、金属光沢が変わらないのも不思議ですね。
    そうそう、タマムシが飛んできた場所は庭と地続きなのですが、数年前にカヤネズミの痕跡を見たところです。あれから痕跡、姿とも見ていないのですが、フクロウのペリットが落ちていたり、夜中に獣の声が聞こえたり、裏山との境目のこんな場所、けっこう今でも人知れずいろんな生き物が利用しているんですね。

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