さとやま暮らし

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2008年2月16日土曜日

ビオラ

今日のビオラはビオラらしい花です。
名前は「ピンクスター」名前の通り、星形のピンクです。花色は寒いと濃く、暖かくなると少し淡くなりますが、中には紫に近い濃色のものもあります。色幅があったので、淡い方を「さくらスター」と名付けて2種類に分けました。今年の種は濃いめの「ピンクスター」から採ったものです。ちなみに去年の花は少し淡いですね。季節のせいか、「さくらスター」のほうなのか、ちょっと判読不明です。これも茎が立ち上がらずに横に広がってたくさん咲くタイプ。かわいくて春らしい花です。

2008年の花




2007年の花



2008年2月11日月曜日

今月のメッセージ

久しぶりにお日様のお出まし・・・(これは、2月9日のお話しなのです)

去年は今頃妙に暖かくて、1月中具合の悪かった犬と早朝から外に出ても、霜も降りずに過ごしやすかったのに、今年は冷たい雨や雪が多いです。晴れた日はびっしりと霜が降り、厚い霜柱が日陰では一日中そのままだったりして。そんな朝、庭に植え込んだパンジーたちは葉も花もぐったりとしおれて変色しています。あーあ、こんなになっちゃって・・・触ってみても何か凍っちゃってるみたいで・・・。

ところが、陽当たりの悪い我が家の庭も、2月になると午前中のやや遅い時間にはお日様がちょこっと当たってくれます。するとどうでしょう!しおしおだった葉っぱはもとの緑に戻り、うなだれていた花茎もしゃきっと元に戻っているではありませんか。植物ってすごいですね。ほとんど陽の当たらない「蕗畑」?(植えた訳ではないが、勝手に広がった)のあちこちに、気がつけばふきのとうがぽちぽち顔を出しています。

寒いから遅いのかなぁと思っていたのですが、今年はクリスマスローズたちも目覚めが早いようで、暖かければいいというものでもないみたいです。寒さを越えて春に花を咲かせる植物たちは、秋から冬にきちんと寒くないとちゃんと目覚めることが出来ないと聞きました。

今年は年明けから結構寒かったし、雨や水分の多い雪も適当に降ったので寝覚めがいいのかもしれませんね。紅葉も、きちんと寒くないと鮮やかな色が出ないと言いますが、今年の花たちは気のせいか色が鮮やかに感じられます。この季節、陽射しが暖かい穏やかな日にはびっくりするほど新芽が伸びますが、寒い日が続くと何日でもそのまま・・・成長を止めて待つのです。ちょっとじれったいけど少しずつ近づいて来る春を楽しめる一番いい季節かもしれませんね。もっともそれは気候温暖な伊豆地方のこと。雪の中でぐっすり眠っている春が目覚めるのはまだまだ先、という地方もある、日本って細長いんだなぁと実感する季節でもあります。

アカガエルの産卵前線もそろそろこの辺りに到着の予定なのですが、今年はまだヤマアカガエルの声を聞いていません。去年の夏、猛暑の中で当歳の子ガエルを1匹も見なかったのが、ちょっと気になるこの頃です。

お日様にさそわれて、庭仕事の片付けをしていたお昼前のこと、猟犬の独特な鳴き声が裏山から聞こえてきました。どうやらイノシシ狩りをしているようです。声の様子からそんなに遠くはなさそうです。そして間もなく、パンという銃声が2回、聞こえました。今は猟期、ここ数年で畑を荒らすようになったイノシシのこと。狩猟で捕らえ、肉をいただくということは、ある意味で必要かとも思われますが、住宅地のすぐ近くで・・・イノシシが命を落としたと思うと、何だかとても複雑な感じがしました。

2008年2月8日金曜日

パンジー、クリスマスローズ以外の庭の話題です。

今日は少し嗜好を変えて本のようにしてみました。
クリックすると別のウィンドウが開いて大きく見えます。
表示されるアイコンを利用するとフルスクリーンになったり、拡大したりします。

上手く操作出来ますか?

2008年2月6日水曜日

今年のミニマンゴー

今日のビオラ・・・パンジー?
今年のお気に入り、仮称「ミニマンゴー」をご紹介します。花の直径が3~4㎝のビオラサイズですが、花びらが丸くて顔模様があったりするのでミニチュアパンジーという雰囲気の花です。

株が横に広がって低いクッション状態になり、短めの花茎を出してたくさん咲きます。春暖かくなっても間伸びせず、姿がまとまっているところも気に入っています。それと花色♪とてもかわいい、フルーツみたいな中間色のいろいろ・・・黄色~オレンジ~ピンク~赤・・・の組み合わせが春らしくて大好き!色幅はあるのですが、株姿はおそろいで高さもそろっています。ぜーんぶ植えたくなっちゃうグラデーションのマンゴー色・・・でミニマンゴー・・・かなり安直ですが・・・なにかいい名前ありますか?

画像は今年の花いろいろです。





去年のミニマンゴー

これは去年の春の開花状況です。

株が低い状態のまま横に広がってたくさん咲いています。今年の花との親子関係も想像できますね。一株でかなり広がるので浅くて大きな鉢や寄せ植えでは株間を広くとって植えるのがおすすめです。

去年のミニマンゴーいろいろです。





2008年2月5日火曜日

今日のクリスマスローズ


クリスマスローズは、ここ10年くらいでとても人気の出てきた早春の花、ローズという名前がついていますが、じつはキンポウゲの仲間でバラとは赤の他人です。

日本ではイングリッシュガーデンの人気と一緒に知られるようになりましたが、日本に入ってきたのはずっと前で、かつては花色豊富ないわゆるクリスマスローズは「レンテンローズ」と言われていました。キリスト教のレンテン節に咲くからだそうです。でも、その当時からこのような一種のブームになる前までは、茶花に使うとか、渋好みの山野草愛好家が育てるとかいった、ちょっとマイナー名植物だったのです。



私が最初にこの花に出会ったのは、今から30年以上前、種苗会社のカタログでした。
そして、そのとき購入した白系1,赤系1,の合計2株が種をこぼし、子孫が今でも庭中に生えています。そして、2度目に出会ったのは東京で花屋さんの仕事をしている頃、たしかマミフラワーデザインの作品展に、綺麗な色のクリスマスローズが使われていました。そして、同じ頃東京の青山かどこかで本来のクリスマスローズ、花が白くてヨーロッパではクリスマス頃に咲くという・・・学名・現在ではヘレボラス・ノイガーと呼ばれることが多い・・・のかわいい絵を見たのを良く覚えています。


花が少ない暮れから早春にかけて、日本で見ても違和感のない渋さとどこか西洋風のあか抜けた姿にすっかり引きつけられてしまいました。その後、いわゆる「レンテンローズ」学名ヘレボラス・オリエンタリスにも様々な色やパターンがあると知り、イギリスからの種を播いてみたり、最新種を栽培している農園から購入したり、そんなこんなで今では様々な原種や最初に手に入れた2株の子孫まで、実に数百のヘレボラスファミリーが庭に居着いてしまいました。彼らの原産地はヨーロッパの東部からアジアにかけて。どちらかと言えば寒地仕様で暑さは少し苦手・・・なので夏は休眠するのですが、半日陰の我が家の庭はどうやら気に入ったみたいで、毎年こぼれ種が山ほど発芽して、庭のあちこちに自生したりもしています。我が家になぜこんなにたくさんあるかといえば、そう、土地に合って手入れが楽なこと。そんなわけでたくさん花芽を付けた大株から芽生えたばかりの双葉までいまや庭中ヘレボラスだらけなのでした。



たくさんの花をごらんいただくのには、開花が進んで茎が立ち上がり、うつむきかげんではあるもののきちんと花弁を開いたころが見頃といえるのですが、自称「園芸家」にとってはその前、地中から芽を出して、柔らかい葉に包まれたほんのり色のついたつぼみを毎日眺めるのが最高です。寒さの最中、すばらしい生命力で芽を持ち上げる彼らに元気をもらえる気がします。そんなわけで今日は発芽の様子をいくつかひろってみました。これから、株による発芽の違いや原種のご紹介などもしていこうと思います。



※各画像は、クリスマスローズ発芽の様子をご紹介しました。

2008年2月1日金曜日

オリジナルパンジー、ビオラのご紹介

オリジナルパンジー、ビオラの品種と開花状況など、それぞれについて少しずつ紹介しようと思います。

一口にパンジー、ビオラと言っても最近はわたしのように日本で育種をしてそれを販売していらっしゃる方もいるので、新しい品種も多く、バリエーションもたくさんあって想像するのも難しいかも・・・それで固定(親株と同じ花が次世代も咲く、品種として確定したもの)しつつあるものを画像などでご紹介します。

固定するのは例えば色ならば濃い色、模様なら単色は比較的固定しやすいとか、花のかたちや模様によって次の世代に現れにくいもの・・・メンデルの法則・・・でいろいろあります。ですから種類によっては固定に何年もかかったりします。

もっとも、ちょっと難しい話ですが種苗会社などたくさん販売するところでは、このメンデルの法則を使って性質の丈夫な、花色の揃いやすいいわゆる「一代雑種」F1を作ることが多いのです。それで、花色が微妙な中間色とか、株がふわりと広がるみたいな「ばらつき」は今まで排除されてきたのでした。そういう「おもしろい個体」を拾い上げてより個性を強調したのがオリジナル・・・育種したパンジー、ビオラたちです。

このきっかけになる最初の種を宮崎の川越さんにいただいてから、かれこれ10年。わたしらしい個性的なパンジー、ビオラたちがどんどん増えて一昨年あたりはもう管理不能になり・・・絞り込んでなんとか。しかしどれも捨てがたくてこれが至難の業なのです。それで毎年今年こそ減らそうと思うのですが、開いた個性的で本当に美しい花たちを見ると・・・やっぱりやめられない今日この頃。本家の川越さんは咲いた花の特徴を捉えてすぐに命名されるようで、詩的な名前の花たちがすでに市場にいくつも出ていますが、どうもわたしはこれがあまり得意ではなく、いままでは番号で管理していました。

しかし、番号では他の人には花のイメージが伝わらないし、やっぱり名前をつけなくちゃ。、というわけで

  • 「さくらカーペット」とか
  • 「レッドフラッシュ」とか
  • 「碧いひとみ」とか知恵を絞ってはいるのですが。
これらの名前をどこかで見つけたらどうぞよろしく。というわけで、トップバッターはかなり地味なこの花で。このように花の縁に色が入るものは比較的固定が難しく、個体によってばらつきは出るものの、ようやくまとまってきたのは去年ぐらいからです。色は白地に淡いブルーパープルがちょんちょんと入るブルーチップタイプと、



中央に白っぽい部分を残して回りが全部深いブルーパープルになるもの、


両者の中間型もあってブルーパープルの割合は様々です。




ブルーパープルが淡い縁取りになるタイプもあります。



いずれもブロッチと呼ばれる黒っぽい模様が中央に入ります。そして花弁は少しひらひらして透明感のあるビオラとしては中輪で花径3~4㎝、いずれも株が低い位置で茂り、横に広がってやや長めの茎を出したくさんの花を一度に咲かせるのが特徴です。茎が立ち上がらないので姿が乱れにくく、鉢植えにしても鉢一杯にこんもり広がって花をたくさん咲かせます。

そして早咲きという特徴もあるので、秋の早いうちから花を咲かせます。これの名前候補はいまのところ「紺がすり」。なんとなく和風の名前が合いそうで。

ちなみに同じ性質で色が淡いピンク系のものもあり、こちらは今年、種を播きませんでした。そうそう、パンジーとビオラはどう違うの?っていう質問もあると思います。もともとパンジーは野生種のビオラを育種改良して大輪にしたもので、種としては学名はすべてビオラ・・・なので厳密にそれを分けることは出来ません。とくに日本では原種だけをビオラと呼ぶわけでもなく、いまのところ小さいのをビオラ、大きいのをパンジーと呼んでいるようです。あと、感覚的には花弁が丸いもの、はっきりした顔模様のあるものはパンジーっぽく、細長かったりヒゲ模様だったりするとビオラっぽいとか・・・小輪パンジーとか大輪ビオラってのもあって、なんだかよくわかんないけど、とにかく厳密な境目はないみたいです。


【写真の解説】

ご紹介の中でビオラ仮称「紺がすり」は今年の花で下の3枚になります。



今年は夏の暑さでちょっと苗が遅れたのでつぼみはたくさん付いていますがまだ花はたくさん咲いていません。下の写真は去年の春の状態。親子というのがわかります。去年は秋から春まで長い間たくさんの花を咲かせました。