本来ならば初夏のこの季節、夏へ向けての作業がいそがしいはずなのですが、何だか今年は気乗りがいまひとつ。

パンジーの種を整理して冷蔵庫へ入れる作業も、天候のせいで種採りがうまくいかなかったことが影響してまだ終わっていないし、夏野菜の苗は半分がやっぱりうまく育たず枯れてしまいました。
それでも早く植え付けしたほうがいいのはわかっているのですが、なんだか手がつかないこのごろで
す。
とはいえ、こんな季節によろこんで花を咲かせてくれる連中もいるもので、眺めていると少しは気が晴れます。


 とくにあじさいの仲間、今年小さなポットに入ったたくさんの種類を、ひょんなことからいただきました。小さいポットなので花が咲くとは思わなかったのですが、植え替えをさぼっているうちにそのうちのいくつかにつぼみが現れて、小振りながら花を咲かせました。日本原産の彼らは、山の中などに自生していたのを、趣味家の人などが持ち帰り、挿し芽などで増殖して市場に出回ったものです。
変わった花色や八重咲きなど、いかに目立つとはいえこれを山の中で発見するのはなかなか大変なことです。


 あと、バンマツリという植物をご存じの方はどれくらいいらっしゃるでしょうか。
びっしり葉を付ける低木なのですが、初夏から秋ぐらいまでぽつぽつと、薄紫の花を咲かせ、それが日が経つにつれて白く変色してゆくので、まるで2色の花を咲かせているように見えます。冬の間は生長が止まるので、初夏にはいっせいにびっしりと花を咲かせ、それがとても良い香りを放ちます。
我が家ではこれを生け垣のように植えてあるのですが、小さなつぼみが開き始めるといっせいに咲き、突然良い香りのする明るい花園が出現したようで、目を奪われます。もっとも、花のあと、旺盛に伸びる枝はびっしり葉をつけるので、うっかりすると、隙間なく茂ってほかの植物を負かしてしまいます。ですから花のあとは目の敵に刈り込みされる運命なのです。

 ああ、さぼっているうちに梅雨になってしまいそうです。
早いとこ植え替えや刈り込みなど、済ませなくっちゃ。もう蚊やブユがうようよいるので、完全武装して。週末のお天気やいかに・・・・

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